踏切の「無理な横断」1日あたり「1万人以上」影響の地域も!? ドライバーも注意すべき「踏切の通行マナー」とは
踏切の真ん中で「立ち往生」どうしたらいい!?
一方で国土交通省が過去2014年に公表している踏切事故に関する資料では、踏切内事故原因として最も多いのは「直前横断」という結果となっているものの、「踏切内での停滞」や「エンジンストップ・落輪」も原因のひとつに挙げられています。
列車通過前の無理な横断は非常に危険といえますが、一方で突然踏切の真ん中で停止してしまうなど思わぬトラブルに遭遇してしまうと、混乱するドライバーも多いでしょう。
ではもし、万が一クルマに乗っているときに踏切内に閉じ込められてしまったり、脱輪やエンジンストップなどでクルマが動かなくなったりした場合はどのように対応すべきでしょうか。
JR西日本では、クルマが動かせる場合には遮断棒を押して踏切の外へ脱出し、クルマが動かない場合はクルマの外に出て、踏切の警報器付近に付いている非常ボタンを押すように指示されています。
非常ボタンが設置されていない踏切については、クルマに積んである発煙筒などの非常信号用具を使って列車に危険を知らせます。
非常ボタンが押されると、列車の運転士に危険が知らされ、運転士が列車を停止するという仕組みです。
ただし、遮断棒が下りてから15秒程度で列車が踏切に到達するケースもあるうえ、列車は急に停止することができないため、いち早く非常ボタンを押すことが重要です。
幅の狭い踏切では脱輪しないよう対向車と譲り合いながら通行するほか、日頃からクルマの点検を行い、立ち往生しないように注意を払いましょう。
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踏切内でクルマと列車が衝突する事故はたびたび発生しており、決して人ごとではありません。
クルマで踏切を渡る際には周りの状況をよく確認し、焦らず余裕をもった運転を心がけていきましょう。
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