なぜトヨタ「アルファードトラック」製作したの? 全長6m近い「モンスタートラック」が凄そう! 学生手掛ける驚愕カスタムカーの正体とは
千葉県にある日本自動車大学校のカスタマイズ科では、毎回学生たちが作り上げるカスタムカーが話題となっています。そんななか、新たに製作している「アルファードトラック」とはどのようなカスタムカーなのでしょうか。
なぜアルファードトラック制作? 高級ミニバンがモンスタートラック化!?
トヨタのなかでも高い人気を誇る「アルファード」。最近では高級ミニバンの代名詞となっています。
そんななか、アルファードをトラック化したカスタムカーが製作されているといいますが、どのような車両なのでしょうか。

毎年さまざまなカスタムカーやチューニングカーが展示される「東京オートサロン」。
なかでも、千葉県にある日本自動車大学校(通称NATS)のカスタマイズ科では、毎回学生たちが作り上げるカスタムカーが話題となっています。
過去には日産「フェアレディZ ロードスター(Z33型)」をベースに「GT-R(R35型)」の見た目に仕上げた「NATS R35 Road Star」や、マツダ「ロードスター」をベースに「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」。
さらにはレクサス「LM300h」のデザインに見立てた「LM800T」や、トヨタの3代目「クラウン(MS50型)」をアメリカンなローライダー仕様に仕立てたモデルなど、さまざまなカスタムカーが製作されてきます。
そうしたなかで、東京オートサロン2023に向けてアルファードをベースにスーパーデューリートラックを製作するといい、その名も「アルファードスーパーデューリートラック」と名付けられました。
デューリートラックとは、後輪片側2輪の計4輪化された仕様のピックアップトラックを差しており、北米などで見かけるカスタムです。
製作はアルファードのボディ後端を延長する形で荷台部分を繋ぎ合わせており、全長は未測定なものの6m近い数値になると予想されます。
では、なぜ高級ミニバンとなるアルファードをスーパーデューリートラック化することになったのでしょうか。
製作を担当する学生は次のように話しています。
「トラッキン(スポーティトラックカスタム)やアメ車に興味のあるメンバーが集まりデューリートラックを製作する案が出ました。
ベース車両を選ぶ際に、日本で馴染みのある車両をもとにすることで、その意外性で注目を集めたくてトヨタ『アルファード』に決定しました。
世界に1台のカスタムカーになること間違いないと思います」
このような製作背景があるなかで、これまでになかったカスタム故の苦労にはどのようなものがあるのでしょうか。
「まず車体を延長するということで強度、重量の兼ね合い(公認取得の為)に苦労しており、頑丈な作りになるように仕上げています。
荷台部分は、現行ハイラックスのパネルを地元の千葉トヨタグループより協賛いただき製作しています。
そのほかのパーツメーカーにも多数部品協賛していただき製作完成を目指しております」
※ ※ ※
2022年10月現在、アルファードスーパーデューリートラックはアルファードとハイラックスが溶接された状態まで出来上がってきました。
今後さらなる工程を経て、2023年1月に開催される東京オートサロンにて完成仕様がお披露目される予定です。
Writer: くるまのニュース編集部
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