ゴールド免許の「違反帳消し」噂ホント? ネットで耳にする都市伝説の真相とは
「軽微な違反なら帳消し」の真相は? ゴールド免許で違反すると、どうなる?
では、ゴールド免許を取得したドライバーが道路交通法などの違反に該当してしまった場合、どうなるのでしょうか。
首都圏の警察署交通担当者は、以下のように話します。
「ゴールド免許を取得したとしても、一回でも道路交通法に違反してしまった場合は、次の更新日の確認の際に過去5年間で違反していないかを確認するため、違反していた場合はブルー免許に降格してしまいます。
ブルー免許から次回更新日までの約5年間の間に、道交法に違反しなかった場合は、再びゴールド免許を取得することが可能です」
つまり、ゴールド免許の事故や違反は、誕生日の40日前から遡って5年間の件数がカウントされます。
そのため、更新年の誕生日の30日前に事故や違反を起こしても、対象となる5年間に何もなければゴールド免許として更新することになります。
しかし、その次回の更新時に事故や違反がカウントされるため、ブルー免許に変わってしまうのです。
また、運転免許証の更新期間中に手続きをおこなわなかった場合、一定期間内であれば講習を受けるといった手続きをおこなうことで再交付されますが、ブルー免許になってしまいます。
これは「運転免許証の保有期間が継続して5年以上である」という条件を満たさなくなるためです。
このことから、ゴールド免許を保持することは簡単ではなく、ゴールド免許を取得しているからといって少しの違反なら許容されるということはありません。
ただし、やむを得ない理由で運転免許証の更新がおこなえず、有効期限が経過して6か月以内の場合、運転免許証の有効な期間が継続しているものとみなされるという例外もあります。
また、無事故・無違反であっても、運転免許証の更新が滞っていると失効することになるので気を付けましょう。
改めてこの条件を踏まえると、ペーパードライバーでない限り、ゴールド免許を取得すること、および維持することは簡単ではないといえるかもしれません。
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このように、運転免許証にはゴールド免許という区分がありますが、そのゴールド免許を取得して維持するためには満たすべき条件があります。
普段の運転に気を配るのはもちろんのこと、運転免許証の更新タイミングはいつになるのかきちんと覚えておきましょう。
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