日本最強「渋滞スポット」は改善された? 東名「大和トンネル付近」は拡幅工事で渋滞は緩和されたのか

なぜ大和トンネル付近は渋滞しやすい?

 大和トンネル付近は非常に渋滞が発生しやすい区間として、取り上げられることが多くみられますが、そもそもなぜ渋滞が発生しやすいのでしょうか。

 そもそも渋滞が発生しやすい箇所として、NEXCO各社ではいくつかのケースを挙げています。

 まず挙げられるのが「サグ部」と呼ばれる道路です。

 サグ部とは、下り坂から上り坂にさしかかる部分のことを指し、そういったサグ部では、無意識のうちにスピードを下げた状態で走行してしまう運転者が多く見られます。

 速度の遅いクルマが続くことによって前後のクルマとの車間距離が短くなり、詰まってしまい、渋滞が発生してしまいます。

 また、トンネルの入り口も渋滞が発生しやすい区間のひとつです。トンネルの入り口部分は、暗くなっており、さらに閉鎖された空間になるため、圧迫感から自然と速度が低下した状態になってしまう傾向があります。

上り坂では自然とクルマが減速して渋滞の要因となっている
上り坂では自然とクルマが減速して渋滞の要因となっている

 さらに、ICや料金所などの区間でも渋滞が発生しやすくなります。

 ICや料金所などでは、合流車が流れてきたり、一時的にクルマが徐行し停止をしなければいけなかったりと、一時的に交通容量が不足してしまうため、クルマが詰まりやすく、渋滞が起こりやすくなります。

 上記に挙げた渋滞の原因となる要素がすべて備わっているのが、大和トンネル(綾瀬スマートIC)付近となっています。

 加えて、出入口に設置されているNシステムをオービスと勘違いしてしまうことによって、一時的にスピードを低下させて走行してしまうクルマが多いことも原因のひとつといえそうです。

※ ※ ※

 渋滞を回避するためには、事前に渋滞しやすい区間や箇所を調査しておくことはもちろん、渋滞が発生しやすい原因を知っておくことによって渋滞が発生しないようなクルマの運転を心がけることも重要です。

【画像】電光掲示板の「赤い三角」は何の意味? あの大和トンネルが渋滞緩和? 広がった様子を見る!(15枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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