国葬を前に「全国のパトカー大集結!」 なぜ“全国各地から都心へ”招集される? 派遣された警察官の「任務」とは
派遣された警察官の任された「任務」は
全国からはるばるパトカーで目的地まで集められる各都道府県の警察官。
では具体的にどのような任務にあたっているのでしょうか。これについて元警察官Bさんは以下のように話します。
「大規模警備では危険物の探索、施設の警戒、要人の警護など、さまざまな任務にあたります。
例えば2020年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会の場合、競技会場の近くで警戒や、人が多く集まる施設や駅などの公共施設で爆発物の検索、不審者への職務質問といった任務などが挙げられます。
今回、国葬がおこなわれる日本武道館の近くにある東京駅では、ゴミ箱の使用が禁止されていましたが、海外では、ゴミ箱の中に爆発物を仕掛けるテロも発生しており、そういった危険を防止するためだと考えられます。
海外では人が多く集まる場所に車両を突入させるテロもたびたび発生しているため、会場の付近では車両突入を防ぐため、防護柵などの機材を設置する可能性もあるでしょう」
また警備強化のほか、震災などの災害発生時にも全国から派遣されるケースも。
2011年3月に発生した東日本大震災の直後には、広域緊急援助隊と呼ばれる災害対策のエキスパートチームが全国から被災地に派遣され、被災者の救出活動や避難誘導、緊急交通路の確保、ご遺体の検視などの任務にあたったといいます。
災害発生から一定期間が経過した後には一般部隊と呼ばれる部隊も派遣され、行方不明者の捜索、被災地のパトロール、相談対応などをおこなった実績もあります。
このように警備強化のほか、震災などの災害発生時にも全国各地に派遣されていることがわかりました。
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警備強化が必要な大規模なイベントがおこなわれる際は、全国各地からパトカーが集められます。
運が良ければ、集結した全国都道府県のパトカーたちを東京都心で見ることもできるかもしれません。
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