「車中泊」でうっかり死にかけた!? 暑さ寒さに騒音、トイレ… 車中泊で起こりがちなトラブルあるある
みんなどこで車中泊してる?
昨今の車中泊事情について、一般社団法人 日本RV協会が実施したアンケートによると、全国のキャンピングカーユーザーが車中泊で利用する場所では「道の駅」が78.3%とトップ。
同協会が認定する車中泊施設「RVパーク(全国274か所)」が59.3%、高速道路のSA/PAが54.4%となっています。

なお、道の駅は場所によっては車中泊を禁止しているところもあり、実際は深夜に到着して朝方までの仮眠や休憩を取るという利用がメインとなっているようです。
また、ホンダの純正オプションを開発・製造する「ホンダアクセス」が2021年におこなったアンケートによると、回答者(1000名)のうち車中泊経験者は全体の35.7%。男女や年代別では、20代男性が47.0%、20代女性が37.0%ともっとも多い結果になっています。
面白いのが、女性は年代が上がるにつれて車中泊経験者の比率が下がりますが、男性の場合は50代も43.0%と多いこと。時間的・経済的に多少余裕が生まれる50代男性は、ソロキャンプで車中泊を楽しんでいる傾向がありそうです。
ただし車中泊の経験数は「1~2回」が39.4%、「3~4回」が21.2%と初心者が6割を占めており、「20回以上」の車中泊上級者は9.9%という結果に。思ったよりリピーターが少ない印象を受けます。
車中泊のメリットは、旅行やレジャーに安く行けることです。また、宿の予約を気にすることもなく、時間に縛られず旅行できたり、急な予定変更に対応しやすいといった自由度の高さも車中泊の良いところだといえます。
たとえば温泉旅館などの宿泊費は1人1万円以上だとして、4名で行動すれば4万円以上。これが車中泊であれば、全部とはいかなくても予算的に安くあがり、食事や施設代などほかの楽しみに回せます。
そもそも連休などの宿の予約はかなり前からでないと押さえられませんし、思い立った日に動けるのは、アクティブなユーザーにとっては大きな魅力でしょう。
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車中泊はお手軽にできますが、より快適に過ごすためにはマットやカーテン、防寒装備などを準備する必要がありそうです。
また近年は車中泊する女性も増えており、防犯対策も必須です。外からドアを開けられないように、車中泊中はドアロックをして過ごしましょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。



























