2022年「シルバーウィーク」高速道路の渋滞はどうなる? 渋滞回避の秘策はある?

渋滞を回避する方法はある? 運転のプロに聞いてみた

 連休中の渋滞を上手に回避する方法はあるのでしょうか。

 埼玉県の物流会社のトラックドライバーKさん(50代・男性)に、普段どのようにして渋滞回避をしているかを聞いてみました。

高速道路の渋滞
高速道路の渋滞

「渋滞回避で一番有効なのは、渋滞する時間の走行を避けることです。とくに一般の人が行楽に出かけるようなタイミング、休日なら午前7時前、午後なら夜9時以降といった具合に、渋滞が起こる前や渋滞が解消しそうな時間帯に合わせて走行するのが良さそうです」

 早朝深夜に出発するのは、渋滞回避の正攻法。確かに利用者が少ないうちに動けば渋滞はだいぶ回避できそうです。

 しかし、それでも連休ともなると意外な場所や時間に渋滞が発生するもの。そんな場合はいったん一般道へ逃げたほうが良いのでしょうか。

「高速道路が渋滞している場合は、並行する主要道路もほぼ間違いなく渋滞しているものです。

 信号や交差点などでストップ&ゴーを繰り返す一般道より、渋滞にハマっても高速道路上に留まるほうが結果的に早く目的地に到着することが多いでしょう。

 高速に乗ったり降りたりする時間のロスを考慮すると、目的地まで高速道路を走り続けたほうが早いと思います」(トラックドライバー Kさん)

 ちなみに、走行する車線はできる限り左車線を利用するのもポイントだといいます。

 一般ドライバーの心理として、追い越し車線を走行したほうが早く到着できそうな気がしますが、実際は高速を降りる車両などもあって左車線のほうが流れていることが多いのだとか。

 ただし混雑するICやSA/PA周辺では左車線が詰まってしまうこともあるため、手前で車線変更することも必要になるのだそうです。

「もうひとつ、混雑するIC周辺をほかの路線を使って大きく迂回するという方法もあります。

 首都圏の場合は外環自動車道などで主要高速道路自体を迂回することも可能です。

 必ずしも迂回する高速道路が空いているとはいえないので、交通情報などで混雑状況を把握しておく必要があります」(トラックドライバー Kさん)

 それでも曜日や路線によっては、渋滞がなかなか解消しないこともあります。そんな場合は、いっそのこと行楽地で日帰り温泉などを活用し入浴・仮眠を取って、夜遅くに帰宅するのが良さそうです。

「次の日に支障がないのであれば、入浴や仮眠を先に取ってしまうのもお勧めです。

 渋滞にハマって数時間無駄に過ごすより、ちょっと長めに休暇を楽しみ、ひと眠りしてから空いた高速でスムーズに帰るのとでは体の疲れ方がだいぶ違います。帰宅したらそのままベッドに直行できるのも大きな魅力です」(トラックドライバー Kさん)

 最近はSA/PAでも入浴施設を併設しているところもあり、入浴や夕食を済ませるなどのんびりとSA/PAで過ごし、深夜に帰宅するというのは効率的です。

「ドライバーにとって一番の強敵は眠気だと思います。眠気を感じたまま走行することはもちろん危険なため、タイミングを見計らって休息を取りスムーズに走行するほうがはるかに安全です。

 トラックのように仮眠できるスペースのある車種なら良いのですが、普通のセダンやSUVの狭い車内で悪戦苦闘するより、入浴施設の仮眠スペースのほうが足も伸ばせて快適です」(トラックドライバー Kさん)

※ ※ ※

 シルバーウィークとはいえ、例年通り、混む時間帯や場所はある程度決まっています。混雑している時間帯を避けるのが、もっとも手軽かつ効率的な渋滞回避法でしょう。

【画像】渋滞緩和に劇的効果! 加速車線先頭での「ファスナー合流」ってどんなもの?

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー