平置駐車場が月額「10万円」超え? SUV急増で深刻な「月極駐車場ない問題」 ハイルーフ車が駐車出来ない現状とは
平置き駐車場が少ない「渋谷ならではの理由」とは
では、なぜこれほどまでに平置き駐車場を見つけることが困難となっているのでしょうか。
渋谷区内の不動産関係者は次のように話します。
「再開発の進められている渋谷ですが、実際には築40年を超えるような古いビルも多いのが実情です。
そうしたビルにも機械式駐車場が備わっている場合は少なくありませんが、ほとんどの場合、全高1550mm以下専用のものとなっています。
ハイルーフ車に対応している新型の機械式駐車場を導入するのは、ビルオーナーにとっても大きな負担です。そのため、ハイルーフ車を駐車できる場所がなかなか増えていません。
また、最近では、平置きの月極駐車場を運営していたオーナーが、時間貸し駐車場へと業態変更する例も多く見られます。
その理由は、単純に時間貸し駐車場のほうが収益性が高いということのようです。
加えて、渋谷は流行に敏感な方が多い街です。その点では、大企業や官公庁などによるセダンの契約の多い港区や千代田区よりも、現在のトレンドとなっているSUVを駐車したいというユーザーは多いと思われます。
さらに、アパレル関係やクリエイティブ関係の企業も多く、商品や機材を積載するためのバンが必要となる場合も少なくありません。
こうしたことから渋谷では、平置き駐車場の需要はとくに高いということも関係しているのではないかと思います」
つまり、平置き駐車場そのものが少ないという供給側の事情に加え、平置き駐車場を求めるユーザーが多いという需要側の事情が重なり合った結果、渋谷駅周辺では月極契約のできる平置き駐車場が極端に少ないという問題が起こっているようです。
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現在の自動車業界のトレンドを見ると、SUVが今後の主流となることは確実視されています。
つまり、平置き駐車場やハイルーフ車対応の機械式駐車場に対する需要はさらに加速することが予測されています。
一方、現在渋谷駅周辺では大規模な再開発がおこなわれています。
それによって平置き駐車場やハイルーフ車対応の機械式駐車場の供給量が増えれば、こうした駐車場事情も少しは改善するかもしれません。
ハイルーフ車は贅沢品
高さ1550mmオーバーの車乗ってる奴は自動車税,重量税が倍になってしまえばいい