ルイ・ヴィトン仕様の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! 4リッター「水平対向6気筒」×6速MT搭載! 「ポルシェ911リイマジンドbyシンガー クラシック/クラシック ターボ」米国仕様とは
米国のシンガーとルイ・ヴィトンは2026年8月12日、「ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー クラシック/クラシック ターボ」を初公開しました。ルイ・ヴィトンの世界観を細部まで反映した特別な2台は、どのようなモデルなのでしょうか。
ルイ・ヴィトン×シンガーが2台の「911」を製作
クラシックポルシェ「911」のレストアやカスタマイズを手がける米国・カリフォルニアを拠点とするシンガー・ヴィークル・デザイン(以下シンガー)と、フランスのラグジュアリーブランドであるルイ・ヴィトンは2026年8月12日、両社のコラボレーションによる特別な2台の911を公開しました。
今回登場したのは、シンガーの「Classic(クラシック)」サービスによって仕立てられたクーペ「Porsche 911 Reimagined by Singer – Classic(ポルシェ911 リイマジンド・バイ・シンガー クラシック)」と、「Classic Turbo(クラシック ターボ)」サービスを用いたカブリオレ「Porsche 911 Reimagined by Singer – Classic Turbo(ポルシェ911 リイマジンド・バイ・シンガー クラシック ターボ)」です。
いずれも“タイプ964”のクラシック911をベースとし、ルイ・ヴィトンが掲げる「Art of Travel(旅の真髄)」という考え方を自動車で表現したモデルです。
今回のコラボレーションは、シンガーが手がける一台のために、ルイ・ヴィトンへダッシュボードクロックの製作を依頼したことから始まりました。

スイスにある時計工房「La Fabrique du Temps Louis Vuitton(ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン)」が時計を製作するなかで、協業は次第に内装の各部へと拡大。ルイ・ヴィトンにとって他ブランドとの共同アイテムを手がけるのは今回が初めてで、シンガーにとっても前例のない取り組みだといいます。
中心となった機械式時計は、ルイ・ヴィトンの腕時計「Tambour(タンブール)」をモチーフとし、車内から取り外して置き時計としても使用可能です。
さらにスピードメーターやタコメーター、各種ゲージにもタンブールのデザインを反映。メーター類の再設計だけでも約1年を費やし、コバルトブルーを基調にオレンジの文字を組み合わせた独自のデザインとしました。
まず、ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー クラシックは、サフランとコバルトブルー、イエローというルイ・ヴィトンを象徴するカラーを採用しました。
サフランはルイ・ヴィトンで150年以上にわたって使われてきた色で、シンガー初期の作品を象徴する「バハマイエロー」とも呼応します。
ボディには軽量なカーボンファイバーを採用するとともに、トランクやサーフボード、スキーなどを積載できる専用ルーフラックを装備。リアのエンジンエアインテークグリルには、「L」と「V」の文字を組み合わせた幾何学模様もさりげなく取り入れられています。
インテリアは、ルイ・ヴィトンのラゲッジなどに用いられる「VVT」レザーをイメージしたナチュラルカラーのレザーで仕立てられました。
シートやフロントトランクの内張りなどには、ルイ・ヴィトンのトランク内部に見られる菱形の「マルタージュ」模様を採用。シートのベンチレーション用アイレットはひとつずつ手作業で仕上げられ、ルイ・ヴィトンの「モノグラム・フラワー」を描いています。
さらに、一般的なクルマでプラスチックが使われることの多いスイッチやノブ、エアベントなども金属製へ変更。主にロジウムメッキを施し、高級時計の部品と同様に細部まで手作業で仕上げられています。
パワートレインには、4リッター空冷水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載。6速MTを組み合わせ、駆動方式はRR(後輪駆動)です。さらに、カーボンセラミックブレーキや速度に応じて展開するリアウイングも備えます。
一方、ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー クラシック ターボは、ルイ・ヴィトンのウィメンズ・コレクションのアーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・ジェスキエール氏がデザインに携わり、クラシックなモーターボートの世界観をクルマに取り入れました。
ボディは、パリの街並みを形作る石灰岩をイメージした「Calcaire Lutetien(カルケール・ルテシアン)」ホワイトで仕上げ、ブラウンやゴールドをアクセントとして採用。ターボモデルらしい大型のホエールテール・リアウイングも備えています。
さらに、リアには開閉式のラゲッジスペースを新設し、内部をクラシックなモーターボートのデッキを思わせるウッド仕上げとしました。バンパーを含む各部にも木材を用いるなど、クーペとは大きく異なる雰囲気に仕立てられています。
パワートレインには、3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、水冷式インタークーラーを組み合わせています。トランスミッションは6速MTで、駆動方式はこちらもRR。複数のドライブモードやカーボンセラミックブレーキも採用しました。
なお、シンガーのクラシック ターボサービスでは、同様の3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンで450馬力からの出力が可能とされ、過去には510馬力仕様も製作されています。ただし、今回のルイ・ヴィトン仕様の最高出力は明らかにされていません。
また、クルマに合わせたルイ・ヴィトン製アイテムも製作されています。
クラシックには、専用のレーシングジャケットやドライビングシューズ、グローブ、カーボン/グラスファイバー製ヘルメット、キーケース、ラゲッジなどを用意。専用ルーフラックに積載できるサーフボードには、ブロンドオークとウォールナットを使ったモノグラムの寄木細工が施されています。
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今回の発表では、2台の価格や詳細なスペックについては明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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