駐車場やレンタカー、カーシェアリングなどのサービスを提供するパーク24は2022年9月9日、同社のドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」会員を対象に実施した「車中泊旅行」に関するアンケート結果を発表しました。

　調査によれば、車中泊旅行の経験者は3人中1人に及び、未経験者の約3割も「してみたい」との結果が明らかになりました。

　アンケート調査は、パーク24の駐車場やカーシェアリング、レンタカーなど、クルマに関わるサービスの利用者を対象としたものです。

　2022年2月16日から22日までの期間に非公開型インターネットアンケートの形式でおこなわれ、6940名の有効回答を得ました。

　調査ではまず、クルマで宿泊する車中泊旅行の経験があるか聞きました。

　すると車中泊経験が「ある」と回答した人は35%で、6割以上は車中泊旅行の経験が「ない」と回答しています。

　年代別では、40代が最多の40%、最も少ないのは20代以下の29％で、唯一3割を下回りました。

　車中泊旅行の際に車中泊で利用したクルマは「自家用車」が77%と最も多く、2位以下を大きく引き離しています。

　2位は「一緒に行った人のクルマ」14%、3位「レンタカー」13%、4位「カーシェアリング」4%、5位「家族や友人・知人から借りたクルマ」3%です。

　続いてクルマでの宿泊を選んだ理由を聞いたところ、1位が「宿泊費を節約したかったから」46%、2位は「自由に旅行したかったから」40%でした。

　年代別で見ると、60代以上のみ「自由に旅行したかったから」が「宿泊費を節約したかったから」を上回っています。

　また4人に1人は「アウトドアを楽しみたかったから」とも回答しています。

　一方、20代以下は他の年代よりも「自由に旅行したかった」が低く、「車中泊に憧れていたから」が高くなっています。

　さらに車中泊旅行未経験者に対しても、車中泊旅行をしてみたいか聞いたところ、3割が車中泊旅行を「してみたい」と回答しています。

　年代別で見ると、若い世代ほど車中泊旅行に対する関心が高く、最多は20代以下の44％となっています。

　なお車中泊旅行ができるようになればいいと思う場所の1位は「道の駅の駐車場」で69%、2位は「サービスエリア、パーキングエリア」58%、3位は「温泉施設の駐車場」56%となっています。

　調査を実施したパーク24では、若い年代ほど車中泊旅行に対する関心が高いとし、とくに若者にとって、移動手段であるクルマで寝泊まりすることは、非日常を感じることができる旅行のひとつの要素になっているのでは、と分析しています。