モチーフは「くつ」!? トヨタ人気ミニバン「シエンタ」のデザインが凝りすぎ! 新型はどうなる!?
トヨタ最小サイズミニバン「シエンタ」はアクティブなキャラクターを特徴とし、内外装デザインも特徴的です。2015年に登場した現行型シエンタをあらためて振り返ってみましょう。
「箱型」イメージを払拭! アクティブで機能的なデザインの2代目「シエンタ」
トヨタのミニバンといえば、スクエアで上質な「アルファード」や「ノア」「ヴォクシー」が代表格ですが、まったく異なるデザインが特徴のコンパクトミニバン「シエンタ」の存在も見逃せません。
アクティブなキャラクターを特徴とし、その外観デザインはある靴(くつ)をモチーフにしているといいます。具体的にはどんな“シューズ”をイメージしているのでしょうか。
現行型(2代目)シエンタは、2015年7月に登場しました。
2003年に登場した初代が、一度モデル消滅した後、再び復活を遂げながら生産を続けてきており、約12年ぶりのフルモデルチェンジとなっています。
スライドドアを備えた箱型デザインという旧来のミニバンイメージを払拭すべく、アクティブで機能的な内外装デザインに加え、ファーストカーとしても十分な上質感と存在感を目指し開発されました。
また、低床かつフラットなフロア設計で、ファミリーのみならず福祉車両への発展まで多彩な用途に対応。さらにハイブリッド仕様の新設定による低燃費性能の追求など、時代に先駆けた充実の内容となっています。
2代目シエンタの外観デザインのテーマはズバリ「Urban Trekking Shoes(アーバントレッキングシューズ)」。
トヨタによると「トレッキングシューズをイメージし、機能性と動感をアイコニック(特徴が象徴的にわかりやすく表現されていること)に表現」したといいます。
プロテクターをイメージしたガーニッシュ(装飾パーツ)で立体構成を強調。「思わず出かけたくなるようなデザインを目指した」とトヨタでは説明しています。
2015年の発売当初に用意されたボディカラーは、モノトーン8色と、アクセントカラーで個性的なコーディネイトを施した「FLEX TONE(フレックストーン)」5配色の全13パターン。
鮮やかなイエローやグリーンなど印象的なカラーが多いのも特徴です。
なかでもFLEX TONEはガーニッシュ部にブルーやブラウンを配し、ベースのカラーとのコントラストでかなりクセの強いキャラを主張。まさに“トレッキングシューズ”を想わせるアクティブな配色といえます。
残念ながらFLEX TONEの組み合わせはのちの一部改良時に廃止されましたが、シエンタのキャラクターを訴求する強烈な印象を与えることに成功したといえるでしょう。
2代目シエンタは内装についても個性的です。有機的なデザインのインパネ部は、広がり感のある上部と、低い位置で乗員を包み込む安心感ある下部を組み合わせたものですが、機能性もしっかり兼ね備えています。
さらに黒配色のインパネ上部にオレンジの鮮烈な差し色が見えるようにするなど、細部に至るまでデザイン性にも凝った造りでした。
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2015年の現行型デビューから7年が経過し、シエンタもフルモデルチェンジの噂がちらほら聞かれるようになりました。
3代目となる新型シエンタは、果たしてどのように進化するのでしょうか。
現行型同様にアクティブなキャラクターを継承・発展させたデザインとなるのか、あるいは上位ミニバンのノア/ヴォクシーに近い上質さを強調したデザインとなるのか、いずれにせよ興味は尽きないところです。
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