セダンSUVに全面刷新!? トヨタ新型「クラウンクロスオーバー」の3年残価率は? 先代と比べた変化とは

新型クラウンの残価率は先代クラウン以上!?

 残価設定ローンを利用する際は、車種ごとに設定された残価がどの程度であるかが重要となります。

 残価は中古市場での人気などによって左右されますが、3年で40%から50%、5年で30%から35%程度となっていることが一般的です。

 では、新型クラウンの残価率はどの程度に設定されているのでしょうか。

 まず、2022年1月の時点で、先代クラウンの残価率は3年で46%、4年で36%、5年で29%となっていました。

 セダン人気が低迷している状況下や、2018年の発売から時間が経っていることなどを踏まえても、ほかの国産セダンと比べると健闘している数字ですが、流行りのSUVである「ハリアー」の残価率が3年で59%、5年で43%となっていることを見ると、物足りなさは否めません。

 そんななか、2022年7月現在、新型クラウンのクロスオーバーモデルでは、3年で52%、4年で43%、5年で36%となっています。

 ハリアーほどではありませんが、先代クラウンに比べれば残価率は大きく上昇しています。

 トヨタの販売店担当者は新型クラウンについて次のように話しています。

「過去のクラウンとはキャラクターが異なるため、この残価率はかなり固く見積もったうえでの設定だと思われます。

 それでも流行りのSUVスタイルを採り入れたことが、先代に比べて強気の残価率につながっているのだと考えられます」

15代目となるトヨタ「クラウン」
15代目となるトヨタ「クラウン」

※ ※ ※

 残価率は、残価設定ローンを利用するユーザーはもちろん、将来のリセールバリューの参考になるという意味では、現金一括や通常のローンでの購入を検討しているユーザーにも意味のあるものです。

 また、残価率は定期的に見直しがおこなわれるため、今後新型クラウンが発売され、中古車市場でも取引されるようになると、残価率は上下する可能性が大きくあります。

 とはいえ、販売実績のまったくないなかで設定された残価率としては、やはり強気な数字と見て良さそうです。

 新型クラウンの発表の場では、トヨタの豊田章男社長や役員たちから「クラウンはジャパンプライドの象徴」や「クラウンはトヨタブランドのフラッグシップ」という、自信に満ちあふれた言葉が多く聞かれました。

 新型クラウンの強気の残価率は、そうした自信のあらわれのひとつなのかもしれません。

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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