ゴツすぎ! タイヤデカすぎ!? 12人乗り規格外4WD 新型「アトラスATV」のブッ飛び具合が凄かった

2022年7月24日にウクライナのメーカー「Atlas Industry」は同社が開発した全地形対応車「Atlas ATV」が注文可能になったと公式SNSに投稿しました。巨大なタイヤにスクエアなボディを持つこのクルマはどのようなものなのでしょうか。

巨大なクルマに小さなエンジンを搭載したオフロード全振りのモンスターマシン

 2022年7月24日にウクライナのメーカー「Atlas Industry」は同社が開発した全地形対応車「Atlas ATV」が注文可能になったと公式SNSに投稿しました。

 四角い車体とゴツい大径タイヤを組み合わせた四輪駆動車で、重さ2.2トンの巨体を最高出力約91馬力のルノー製ディーゼルエンジンで駆動するといいます。

注文可能になった「Atlas Industry」が開発した全地形対応車「Atlas ATV」
注文可能になった「Atlas Industry」が開発した全地形対応車「Atlas ATV」

 ウクライナのメーカー「Atlas Industry」は、2021年より自社が開発する全地形対応車「Atlas ATV」の投稿を続けてきました。

 今回注文が可能になったという「Atlas ATV」は、全長4600mm×全幅2500mm×全高2800mm、車両重量の2.2トンの巨大な車体を持つ水陸両用車です。

 エクステリアは、直径約1.27mの巨大なタイヤに箱を載せただけのようなデザインで、まさにオフローダーな雰囲気を醸し出しています。

 最低地上高は580mmですが、タイヤの空気圧をスイッチひとつで変更できるようになっており、空気圧を減らすことで最低地上高を下げることも可能です。また空気圧は1輪づつ個別に制御できるようになっており、オフロードでの対応力も高くなっています。

 さらにタイヤには多くのヒレが付いており、進水した際にタイヤの回転が推進力となるように設計されています。

 4輪全てに対して能動的に舵角を与える事が可能な四輪操舵の仕組みが搭載されており、前輪のみを操舵する通常モード、GM「HUMMER EV」の「CrabWalk(カニ歩き)」モードのように、4輪すべてを同じ方向にハンドルを切るモード、前輪と後輪を反対の方向へ向くようにする逆位相方式モードの3つのステアリングモードを切り替えながら走行することが可能になっています。これにより最小回転半径は6m(逆位相方式モード時)となっています。

 パワートレインには、最高出力約91馬力、最大トルク220Nmを発揮するルノー製K9K直列4気筒1.5リッターディーゼルターボエンジンを搭載。これにマニュアルトランスミッションが組み合わされ4輪に伝達されます。

 最高速度は陸上で60km/h、水上で7km/hです。

 公式サイトなどの記載によると、燃費は4リッター/1時間。陸上や水上などあらゆる地形を低速で走破することを主な用途と想定しているようです。Atlas ATVは100リッタータンクを搭載しています。平均時速35 km/hならば計算上は陸上をおよそ800km走ることができます。

 インテリアは前方に向いたシートのほか、壁側に沿って座ることもできるため、最大12名が乗車可能だとサイトでは紹介しています。

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 公式HPにてさまざまな動画が公開されており、Atlas ATVがさまざまな荒れ地や湖の上や氷の上を走行するシーンを確認することが可能です。

 価格は公開されておりませんが、公式HPにて問い合わせを受け付けています。

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