約5500万円!? 全長6m級の2階建「キャンピングカー」がスゴい! 移動する高級マンション!? 「掘りごたつ」搭載の「ヴィラエディション」が中国で発見!

昨今、日本をはじめ世界中でキャンピングカーの需要は高まっているといいます。そうしたなかで中国では2階建てのキャンピングカーが存在するといいますが、どのような仕様なのでしょうか。

 コロナ禍で注目の集まるキャンピングカーですが、中国では5000万円を超える超豪華仕様の1台が発表され、話題を集めています。
 
 このキャンピングカー、なんと「2階建て」となっています。

なんじゃこりゃ! 全長6m級の2階建てキャンピングカー! 「ライフホーム V90 ヴィラエディション」が凄かった!(photo:SAIC Maxus)
なんじゃこりゃ! 全長6m級の2階建てキャンピングカー! 「ライフホーム V90 ヴィラエディション」が凄かった!(photo:SAIC Maxus)

「密」を避けながらも旅行が楽しめるキャンピングカーは、コロナ禍にあってますます注目を集めています。

 そんななか、中国の自動車ブランド「マクサス」から、「2階建て」のキャンピングカーが登場し、話題となっています。

 マクサスは、中国の5大自動車メーカーのひとつである上海汽車(SAIC)の1ブランドで、MPVやSUVなどの乗用車に加えて、商用バンやピックアップトラックなどもラインナップしています。

 また、マクサスは、キャンピングカーの販売をおこなっているブランドとしても知られています。

 今回話題となっている「ライフホーム V90 ヴィラエディション」は、そんなマクサスのキャンピングカーシリーズのハイエンドモデルです。

 リビングホーム V90 ヴィラエディションは、マクサスの定番商用バンである「V90」をベースとしており、ふたつのベッドやキッチン、トイレ、そして拡張式のサンルームなどを備えています。

 サンルームへは車内後方のエレベーターよりアクセスすることができます。サンルームのなかには、5人がゆったりと座れる掘りごたつ式のテーブルが用意されているほか、車体前方にはバルコニースペースも設置。

 サンルームの壁には、最新の液晶ディスプレイが採用されており、必要に応じて透明度を調整することが可能です。

 キャビン全体もモダンなデザインが採用されており、まるで高級マンションの一室のようです。

 さらに、透明なスクリーンのOLED TVや、タッチスクリーンで操作可能なスイッチ類など、最先端のデジタル装備も備わっています。

 これらは、上海汽車の「X-connect」と呼ばれるコネクティッドシステムが搭載されており、各種操作は専用のアプリや音声、ジェスチャーで操作することが可能です。

 また、キャビンは左右および後方にも拡張することができ、最大拡張時の床面積は約65平方メートルにも及びます。

 これは都市部のファミリー向けマンションにも匹敵するほどの広さであり、従来のキャンピングカーにあった窮屈なイメージはまったく感じられません。もちろん、サンルームや拡張式のキャビンは駐車時にのみ作動します。

 この豪華なキャンピングカーを動かすのは、最高出力150ps、最大トルク375Nmを発揮する2リッターガソリンターボエンジンで、組み合わされるトランスミッションは6速ATとなっています。

 この超豪華仕様のキャンピングカー、気になる価格は268万元(約5430万円)と、まさに家そのものの価格です。ただ、都市部の新築マンションに移動機能がついたと思えば、意外と割安かもしれません。

 ちなみに、「ヴィラエディション」以外のモデルは、40万元(約810万円)から60万元(1220万円)程度と、キャンピングカーとしては妥当な金額となっています。

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