なぜ「LED採用」のクルマ増えた? 新型「クラウン」も存在感あるフェイスに! LEDがクルマに与えた「デザイン革命」とは
LEDライトのデメリットは? リアも「LED化」する理由とは?
一方でLEDライトが採用されたことで冬場のデメリットも挙げられるといい、自動車整備士のB氏は次のように話します。
「降雪時に走行しているとヘッドライトなどのレンズカバーに雪が付着し、LEDヘッドライト自体の光量が減少することがあるほか、デザイン上で雪が積りやすい場合には、そのまま雪が凍りつく可能性も考えられます。
かつてのハロゲンなどであれば、光源の熱により雪が溶けやすくなっていましたが、LEDでは溶けづらいこともあり、ガラス用の解氷スプレーなどでコーティングしておくことで雪が付着することを防ぐことが可能です」
またLEDライトが普及したことでヘッドライトだけではなく、テールライトのデザイン性も自由度が高まっています。
実際に海外メーカーをはじめ、レクサス「IS」や「NX」、ホンダ「ヴェゼル」などでは横一文字で繋いだようなLEDテールライトを採用している例もあります。
レクサスの販売店担当者は「ISやNXなどはモデルチェンジで横長のテールライトを採用しました。これは世界的なデザイントレンドなのか、お客さまからの評判も上々です。また、夜間でもすぐにレクサスと分かるという部分でも意味があるといえます」と話しています。
また、ヴェゼルに横一文字型のテールライトを採用した背景について、ホンダは「世界的にハイブリッドSUVのトレンドとなっているクーペスタイルとリアデザインの横一文字型テールライトを採用しました。ヴェゼルはBセグメントに属しますが、上のセグメント並みのラグジュアリーさを持つことで、クラスを超えた質感などをお客さまにご提供出来ればと思っています」と説明しています。
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このようなことから、LEDライトの登場は自動車メーカーにおいて「デザインの革命」ともいる出来事です。
クルマの技術は日々進化していますが、LEDはエクステリア、インテリアなどさまざまな部分でクルマのデザイン性を大きく向上させた立役者といえそうです。
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