「AI渋滞予知」京葉道路でも開始 技術拡張で精度向上! 帰京の時間が読みやすくなる?

NEXCO東日本とNTTドコモが、「AI渋滞予知」の実証実験を京葉道路でも始めます。精度が向上し、配信時刻も前倒しするということですが、どのような内容なのでしょうか。

配信時刻を1時間前倒し

 NEXCO東日本とNTTドコモは2022年7月27日、「AI渋滞予知」の実証実験を新たに京葉道路でも実施すると発表しました。

渋滞する京葉道路のイメージ(画像:NEXCO東日本)
渋滞する京葉道路のイメージ(画像:NEXCO東日本)

 AI渋滞予知は、ドコモの携帯電話ネットワークにより作られるリアルタイム版モバイル空間統計と、NEXCO東日本の交通量・渋滞・規制などの実績データをもとにしたAI渋滞予知技術、さらにNEXCO東日本の交通光学的知見・ノウハウを掛け合わせて、当日の人出から所要時間や交通需要を予測しドライバーに配信しています。

 2017年12月から東京湾アクアラインで、2019年12月から関越道でそれぞれ実施されてきましたが、今回、さらに技術を拡張し2022年7月28日から京葉道路でも始まります。

 京葉道路は、平日は通勤や業務、土休日は行楽の利用が多く、渋滞の状況は複雑に変化します。また、ICの間隔が短く、東関東道や千葉東金道路とも接続しており、流出入の多いのが特徴です。

 両社は従来より人口統計の増減を細かく分析するなどして、このような複雑な条件下でも交通需要を予測する技術を新たに確立したといいます。

 AI渋滞予知の対象区間は、渋滞の多い京葉道路上りの蘇我ICから篠崎ICまでです。

 今回の実証実験に先立ち、同区間の、AI渋滞予知の所要時間と実際の走行時間を過去979日分で比較したところ、30分以上の誤差となった日数はわずか14日(1.4%)だったといいます。

 京葉道路・東京湾アクアライン・関越道のAI渋滞予知は、従来より1時間前倒しされて、13時に、当日14時以降の予測情報がNEXCO東日本のウェブサイト「ドラぷら」で配信されます。区間ごと・30分ごとの所要時間や交通需要の予測が確認可能です。

 両社はAI渋滞予知を活用して、出発時刻の調整や立ち寄り場所の追加など、分散利用による渋滞回避への協力を呼び掛けています。

【画像】京葉道路の対象区間と、AI渋滞予知のイメージを見る(5枚)

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