昔あった「黄色ヘッドライト」なぜ廃止? LED定番化も「明るすぎ問題」はどうなる? 今後「要検討」の可能性も
クルマのヘッドライトは非常に重要なパーツのひとつであり、ライトの色については「白色」とされています。かつては黄色も認められていましたが、なぜ黄色は禁止となったのでしょうか。
明るすぎる「白色」が問題に? 今後検討されるかも?
もともとクルマのヘッドライトには、「ハロゲンランプ」や「HID」の活用が多く見られましたが、2007年からは、新たに「LED」も活用されるようになりました。
LEDは消費電力が少ないうえに、発熱も少なく、ハロゲンランプやHIDに比べて、寿命も非常に長いため、新車で購入してからの交換頻度が少なく済ませられます。
特徴として、ライトの色が白色になっており、まさに今後のクルマのライトとしてベストな選択といえそうです。
その一方で、「明るすぎる」という声も挙げられているようです。前出の国土交通省担当者は、LEDについて「LEDは明るすぎることが問題になっているので、今後また国際基準で話し合うかもしれません」といいます。

SNSを見てみると「LEDヘッドライトまぶしすぎる…そんなに明るさいらない」「クルマのLED明るすぎてバイク乗りにはしんどいです…」「対向車がLEDだとまぶしすぎるよね」といった声も見られ、走行中に視界を妨害されていると感じている人もいるようです。
黄色のヘッドライトの弱点を克服したかのように見えるLEDですが、LEDにはLEDの弱点とも呼べる部分も見られます。
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なお、同じモデルであっても、生産のタイミングによって黄色のヘッドライトの装着がOKな車両と、NGな車両が存在しています。
初年度登録が2006年1月のクルマでは、黄色のヘッドライトを装着できないため、要注意といえるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
















