旧車みたいな最新600馬力超マシン!? 新型「Nビジョン74」世界初公開! レトロ感「だけじゃない」姿とは

2022年7月14日、ヒョンデがNブランドの高性能コンセプトカー「Nビジョン74」を世界初公開しました。

「ポニークーペコンセプト」をオマージュした外観

 ヒョンデは、2022年7月14日に新型高性能モデル「Nビジョン74」を世界初公開しました。

 レトロなボディに最新の技術を搭載した水素コンセプトカーだといいますが、どんな特徴があるのでしょうか。

ヒョンデが公開したNブランドのコンセプトモデル「Nビジョン74」
ヒョンデが公開したNブランドのコンセプトモデル「Nビジョン74」

 ヒョンデの高性能ブランド「N」からは、2017年にロードカー第一弾モデル「i30N」が登場。

 今回Nブランドから発表されたNビジョン74の市販化は未定となっているものの、Nブランドが考える電動化ビジョンを示していると説明します。

 Nビジョン74のボディサイズは、全長4952mm×全幅1995mm×全高1331mm、ホイールベースは2905mm。

 デザインは、ジョルジェット・ジウジアーロが手掛け、1974年に誕生したヒョンデ「ポニークーペコンセプト」をオマージュしたものだといい、直線基調のデザイン、ダイナミックなプロポーション、ユニークなBピラーなどが特徴的です。

 ライトには「パラメトリックピクセル」が採用され、未来的な雰囲気も演出します。

 内装は、デジタルクラスターやアナログボタンなど、伝統的な要素と現代的なデザインを融合させたドライバー中心のコックピットとしています。

 搭載されるパワートレインは燃料電池プラグインハイブリッドシステムで、リアに搭載されるツインモーターは合計で最高出力500kW(約680馬力)以上・最大トルク900Nmを発揮。トルクベクタリングにより、正確で応答性の高いコーナリングを実現します。

 容量62.4kWhの駆動用バッテリーも搭載され、外部から直接充電することも可能(800V急速充電対応)。燃料電池システムが生み出す電力での走行、または駆動用バッテリーでの走行(BEV走行)もできます。航続可能距離は600km以上です。

 3チャンネル冷却システムを搭載し、性能と冷却のバランスも追求されました。

 なお、ヒョンデはNビジョン74の発表とあわせて、同社最新の電気自動車(BEV)「アイオニック6」をベースとしたNブランドのコンセプトモデル「RN22e」を公開しています。

 また、「アイオニック5」をベースにしたハイパフォーマンスモデル「アイオニック5 N」を2023年にグローバル市場で発売すると発表しました。

 アイオニック5 Nは、Nブランドとして初となる電気自動車のロードカーです。詳細は後日発表とアナウンスされています。

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