車の「オートライト」が義務化されたワケは? 実は決まってる点灯・消灯基準
なぜオートライトは義務化されたのか?
そんなオートライトですが、なぜ義務化されるようになったのでしょうか。
埼玉県の警察担当者は、オートライトが義務化された背景について、以下のように話します。
「夜間は昼間に比べて、歩行者とクルマの交通事故件数が4倍にも増えているのが実情です。その大きな原因のひとつとして、夜間にクルマがライトを点灯し忘れるというケースが挙げられます。
夜間にライトを点灯し忘れたまま走行することによって、歩行者の存在を認知できず、衝突してしまうという例はやはり多いですね」
警視庁交通局が2018年に発表した「平成30年上半期における交通死亡事故の特徴等について」では、2013年から2017年の過去5年間における、薄暮時の交通事故発生状況が分析されています。
それによると、1時間あたりの自動車対歩行者の死亡事故件数は、昼間が167.7人、薄暮時が681.5人で、件数に約4倍近くもの差があることが分かります。
また、薄暮時における死亡事故の約9割は、道路横断中に起きていることも報告されています。
さらに、2014年にJAF(日本自動車連盟)が発表した「ヘッドライト点灯状況調査」では、薄暮時におけるヘッドライトのつけ忘れの現状について、日の入り30分前の点灯率はわずか0.9%に過ぎず、道路交通法で点灯が義務付けられている日没時の点灯率も22.8%であることを公表しています。
こうした薄暮時における死亡事故件数の多さ、またヘッドライトのつけ忘れの多さを踏まえ、薄暮時の交通事故削減を目的として、オートライトの義務化が施行されるに至ったようです。
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オートライトが義務化されたことにより、薄暮時にライトを点灯しているクルマが以前より増えてきました。とはいえ義務化の対象は2020年4月以降に発売された新車です。それ以前に発売されたクルマにはオートライトの装着は義務化されていません。
ライトの点灯忘れによる交通事故はいまだに発生しているのが実情です。特に視界の悪くなりがちな薄暮時にはライトを点灯させることを意識して、運転することを心掛けましょう。
制限速度以上出ない車や一時停止で止まる車、飲酒検知、免許証確認、車間距離検知など他にも色々ある
そもそも照明式メーターが普及して、メーターが見づらくなる事が無くなったのも、ライト点灯する意識が薄らぐ原因だろうね。
オートライト付きの車、オートの位置でディーラーで点検するとオフにされてしまう。オフにされるよりもオートにされる方が苦情が多いらしい。自分のタイミングで点けたいらしいが、そうなるとかなり暗くなっているだろうね。燃料節約したいんだろうね。あるいはバッテリーに負担掛けたくないですかね。
僅かなコストケチってリスク大きくするなんて阿呆らしい。ケチったツケがオートライト義務化して車の価格上昇となったかな。
オートライトは不便ですが不点灯を防ぐ為には仕方ないですね。
LEDのヘッドライトは明暗の差が大きく周辺部の確認がし難いです。
坂などで対向車のライトが眩しく感じるのは歳のせいかな?