「ファーストクラス級!?」 ホンダ新型「ステップワゴン」&トヨタ新型「ノアヴォク」の”ロングスライド機能” それぞれの違いは?
ミニバンジャンルとして比較されやすいホンダ新型「ステップワゴン」とトヨタ新型「ノア/ヴォクシー」ですが、ロングスライド機能にはそれぞれどういった違いがあるのでしょうか。
ホンダ新型「ステップワゴン」とトヨタ新型「ノアヴォク」どう違う?
2022年5月下旬にホンダ新型「ステップワゴン」が発表されました。
1月にはトヨタから新型「ノア/ヴォクシー」も発売され、今年2022年は新型ミニバンが各メーカーから登場しています。
ミニバンの特徴のひとつには、後席のロングスライドがあげられますが、それぞれライバルとしても比較されるステップワゴン、ノア/ヴォクシーのロングスライドにはどういった特徴があるのでしょうか。
まずノア/ヴォクシーの室内寸法は、室内長2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mmと、ミニバンの広さが活かされた空間となっています。
ノア/ヴォクシーには7人乗り、8人乗りの2タイプがあります。7人乗りのセカンドシートにはキャプテンシートが採用され、スライド量745mmの「ストレート超ロングスライド」が可能に。
先代モデルで必要だった内寄せスライドをすることなく、後方へストレートにスライドさせることができ、足をゆったりと伸ばすことができます。
8人乗りのセカンドシートには、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用。
また、スライド量705mmを実現した「超ロングスライド」が搭載されています。また前方へスライドさせることでサードシートへの乗り降りもしやすい設計となっています。
ほかにもさまざまなシートアレンジも可能で、トヨタの紹介ページでは、セカンドシートを超ロングスライドする「スーパーリラックスモード」や、サードシートを左右の窓側に跳ね上げる「ラゲージモード」などさまざまなアレンジを見ることができます。
さらに、セカンドシートを前にスライドさせることで後列すべてを荷室として使用できる「ビッグラゲージモード」や、後列をフルフラットにすることで横になって休むことができる「リヤフラットソファモード」など、さまざまな用途での利用ができるようになっています。
その一方でステップワゴンの室内寸法は、室内長2845mm×室内幅1545mm×室内高1410mmと、ノア/ヴォクシーに比べてやや広めです。
ステップワゴンも7人乗り/8人乗りの2タイプがありますが、ロングスライドは前後方向に加え左右にもスライドできる2列目キャプテンシート(両側アームレスト付)が採用。
オプションによっては2列目6:4分割ベンチシート(センターアームレスト付)も設定可能です。
キャプテンシートのロングスライドは、座席下のレバーを一番上まで引き上げていったん2列目を内側に寄せ、そのうえで後方へロングスライドします。オットマンを引き出せば、足を伸ばしてくつろぐことが可能です。
キャプテンシートを内寄せする分の工程は増えますが、ロングスライド量は780mmと、新型ノア/ヴォクシーより勝っています。なお運転席側、助手席側それぞれの内寄せスライド量は75mmとなっています。
また2列目を後方へスライドしても3列目を床下に収納することで、窓を塞がない状態で広々と感じられる空間が実現されています。
さらに、セカンドシート、サードシートをそれぞれフルに倒し、前後位置を調整することでフルフラットにすることができるため、車内で横になってベッド代わりにくつろぐことも可能です。
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ロングスライドの部分だけを見ても、メーカーによってそれぞれ特徴が異なるといえます。
使用用途によって検討してみるのも良いかもしれません。
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