2桁の「当時ナンバー」は引継可能? 激レア「品ナンバー」も継続出来る?に! 限られた条件とは
昔と現在で「地名」が違う市区町村は?
このように、同じ「地名」であれば引き継ぎができるナンバープレートですが、なかには使用の本拠地が同じでも、昔と現在で異なる「地名」のナンバープレートが交付されている場合もあります。
その例として挙げられるのが「世田谷」です。「世田谷」は、2014年11月17日以降に、本拠地が世田谷区にとなるクルマに交付されているご当地ナンバーです。
それ以前は「品川」ナンバー、さらに昔は「品」ナンバーとなっていたため、現在とは交付されているナンバープレートの「地名」が異なっています。このような場合、ナンバープレートの引き継ぎはおこなえるのでしょうか。
品川区・世田谷区のクルマを管轄する東京運輸支局の担当者は、ナンバープレートの引き継ぎについて、以下のように説明します。
「2桁分類番号ナンバーや『品』ナンバーは、現在とは区域が異なったり、なかなか珍しかったりするため人気があり、『このナンバーを残したまま引き継ぎしたい』とのお問い合わせは多くいただきます。
しかし、当時の品川ナンバー(世田谷区内の品川ナンバー)だったものを、現在の世田谷区在住の人がそのまま引き継ぐということは、同じ世田谷区内での住所変更であればそのまま引き継ぐことは可能です。
ですが、世田谷区から品川区という風に区域が変わった場合には、2桁の数字はそのまま引き継げますが、『品ナンバー』は『品川ナンバー』に変更することになります」

同じ東京運輸支局の管轄内ではあるものの現在では地域が区分されており、条件次第で引き継ぐことにが可能だといいます。
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ご当地ナンバーとは、2006年10月から導入されたナンバープレートで、これまで地名にラインナップされていなかった地域の名前を表示したナンバープレートとなっています。
ご当地ナンバーの導入は、国土交通省の基準に沿った審査によって決められ、例えば、「世田谷」「苫小牧」「四日市」「飛鳥」など、現在では46種類が導入されています。
Writer: Peacock Blue K.K.
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