車をまっすぐ停められない!? 苦手な人が多い「バック駐車」上手に停めるコツはある?
運転席側の後方を意識すれば、助手席側に余裕が生まれる
都内の中古車販売店のスタッフFさんは、業務として毎日数多くの在庫車を移動させたり駐車したりしています。
中古車店ではさまざまなクルマが商品として並んでおり、コンパクトカーやセダンだけでなくSUVミニバン、スポーツカーなど幅広い車種を移動・駐車する必要がありますが、駐車するときはどのようなことに気をつけているのでしょうか。
「目新しいことはないのですが、目視することを心掛けています。バックカメラによるモニター映像は補助的なものとして、基本は目視とサイドミラーで確認します。
ほかにも、運転席側の後部の視界を意識しており、右ハンドルなら右側のサイドミラーで後方に映るボディの向きを大切にしており、自分が停めたい架空のラインを想定して駐車枠に収めるようにしています。
クルマを枠線まっすぐ入れたいときは、窓を開けて顔を出し、直接目で見て停めています」
本来は助手席側のサイドミラーで助手席側の車体の向きを視認するものですが、実際は見えにくいこともあります。
それよりよりも、近い距離にある運転席側のサイドミラーや、窓から顔を出して目視で確認することで、駐車枠内にまっすぐ停められるようになるというわけです。
もし運転席側が枠内ギリギリだったとして、逆に助手席側はまだ余裕があるということ。一度枠内に収めてから左右の枠線の間隔が均等になるように切り返して微調整すれば、ドアを開けたときに隣のクルマと接触する心配も減るといえます。
「AT車を駐車するのであれば基本的に『クリープ現象』を使って車両を動かすのでアクセルは使わず、足はブレーキのみの操作で済みます。
そうすると踏み間違いもなくなり、アクセルを踏み過ぎて急発進するという事態も避けられるでしょう」(中古車販売店のスタッフFさん)
ミニバンや軽スーパーハイトワゴンなどの全高が高いクルマは、車両上部にも注意が必要です。
屋内駐車場では、意外なところに壁や突起物、障害物があるものです。ミラーやバックカメラには映らない障害物もあるので、一旦クルマから降りて駐車スペースを確認してから駐車するのが安全です。
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駐車後に配慮したいのが、ハンドルをまっすぐに戻しておくことです。
最近のクルマでは壊れることはほとんどありませんが、ハンドルを切ったまま駐車するのはパワステやタイヤにとって良くない行為。
過去のクルマでは常識といわれていたものの、最近ではあまり問題視されていませんが、そもそもタイヤハウスからタイヤが斜めに飛び出ていると、接触の危険性などもあって周囲のクルマにも迷惑がかかります。
ハンドルはできる限りまっすぐにしてから下車する習慣を身につけておくと、結果としてクルマを労わることにつながります。
アバルト乗ってます。小回りが利かないので多少斜めでも乗り降り出来れば100点だ!
何時も斜めってます
全台枠内にキチッと停めてくれてれば運転席側に注意してればいいけど
枠内でもどちらかに寄りすぎていたり、曲がっていたりって方が多いですよね
バックアイの普及によって頼りきりになり、窓を開けて側方後方を目視で確認する人が減っている証明だと思います