スズキがデカ目な新型「軽自動車」発表! 盛りメイク炸裂「ラパンLC」お披露目! 実はラパンと一緒のライトだった?

2022年6月17日、スズキの軽「ラパン」に別デザインの新型「ラパン LC」が設定されました。実はシビアなコスト管理のもとで最大の効果が得られるよう、巧妙に刷新がおこなわれていたのです。

最小の手間で最大の成果を! スズキらしいコスト低減策の真骨頂

 スズキは2022年6月17日、軽自動車「アルト ラパン(ラパン)」を一部改良し、新ラインナップとして「ラパン LC」を追加設定しました。
 
 ラパン LCは内外装デザインを一新。なかでもフロントまわりは全く異なるモデルのような激変ぶりが特徴ですが、実は巧みなデザイン技により、しっかりコストも抑えられているようです。

(上)盛りメイク炸裂!? スズキ 新型「ラパン LC」/(下)ベースとなった「ラパン」
(上)盛りメイク炸裂!? スズキ 新型「ラパン LC」/(下)ベースとなった「ラパン」

 スズキは、製造原価に対し非常に厳しい会社だといわれています。

 高価格帯のプレミアムモデルを持たず、販売の主力は100万円台の軽自動車を中心としたスズキは、1台1台の粗利に対し他社以上のシビアな原価管理がおこなわれているというのです。

 こうした評判は、スズキ車を研究した他メーカーの開発者などからもたびたび語られています。

 そんなスズキがデザインの異なるラパン、ラパン LCを新たに誕生させました。

 1967年に誕生した軽自動車「フロンテ360」(LC10型)の丸みを帯びたデザインをモチーフに、ヘッドランプまわりを大きくし、グリル形状も一新させたレトロデザインに再現させています。

 ベースのラパンに対し、フロントまわりはごっそりと「交換」されており、定評とは裏腹にかなりコストもかかっている印象です。

 クルマのフロントを顔と見立てるなら、ライトは「目」と例えられます。

 新型ラパン LCは、ラパンに対し目がひとまわり大きくなったことで、見た目の印象を大きく変えることに成功している印象を与えます。

 しかしラパンとラパン LCの2モデルをよくよく見比べてみると、気付くことがあります。

 実はLEDヘッドランプのユニット自体は、まったく同じものが流用されている、という点です。

 上に「ヘッドランプまわりを大きくし」と書きましたが、実はライトまわりに分厚いメッキリングを配したことで、巧妙な「盛りメイク」を施したという訳です。

 もちろんフロントバンパーからグリルまでの一体パネルは形状変更されており、その分の金型製造コストはかけられています。

 ただ他社モデルなら、ヘッドランプ形状のみならず、左右フェンダー(フロントタイヤまわり)やボンネット形状などにも手を付けていたかもしれません。

 開発コストがかかるヘッドライトユニットには手を付けないまま、ラパン LCのほうが「デカ目」に見えるよう工夫した点が、スズキらしいところといえます。

※ ※ ※

 ラパン LCは内装も変更が加えられました。

 シート表皮はブラウンのレザー調&ファブリックになり、シックで上質なイメージです。

 これにあわせ、ダークブラウン×アイボリー色の本革巻ステアリングホイール、ダークグレーパールとミディアムブラウン木目調パネル装飾によるインパネなどがコーディネイトされています。

 なお今回の一部改良に合わせ、ラパン、ラパン LCともに、USB電源ソケット(Type-A/Type-C)を標準装備化。7インチのディスプレイオーディオやナノイーX搭載オートエアコン、360度プレミアムUV&IRカットガラスの採用などもおこなわれました。

 さらに予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」に、新たに夜間の歩行者検知機能を加えています。

 ラパン LCの消費税込み価格は、「ラパン LC L」(2WD)140万9100円から「ラパン LC X」(4WD)164万6700円までです。

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