グルグル目が回る!? 数少ない「2連続ループ」の道路3選 らせんで高低差を克服

一般車通行禁止の2連続ループも

●首都高速の大黒JCT/PA・大黒ふ頭出入口(横浜市鶴見区)

 高速道路のICやJCTのなかには、ぐるりとした形のランプが設けられていることが多いですが、首都高速湾岸線と神奈川5号大黒線が接続する大黒JCTは、さらにPAと出入口が一体化しており、非常に複雑です。

首都高速の大黒JCT/PA・大黒ふ頭出入口(画像:国土地理院「地理院地図」)
首都高速の大黒JCT/PA・大黒ふ頭出入口(画像:国土地理院「地理院地図」)

 湾岸線の横浜ベイブリッジ(本牧JCT方面)から大黒PAや大黒ふ頭出口に行く場合、大きく2周しながら坂を下りていきます。その間、3回の分岐と2階の合流があります。

 この大黒JCTがこのような“グルグル構造”になったのは、1つは土地が限られていること、もう1つは横浜ベイブリッジが海面から50mあまりと高いことが挙げられます。そのため、周回しながら高度を下げていく構造が採用されました。

 大黒PAは、JCTのループ状ランプに囲まれた敷地に位置しており、駐車場からは、PAを取り囲む高架道路の曲線美を堪能できます。

※ ※ ※

 このほか、一般車は通行できませんが、秩父太平洋セメントの叶山鉱業所(群馬県神流町)にある白水隧道は、2周のループ線を描いています。が、このループ線はすべて山体の中に掘られているため、外からそのグルグルの姿は確認できません。

 首都高速の大橋JCT(東京都目黒区)や国道414号の七滝高架橋(河津七滝ループ橋、静岡県河津町)、国道487号の音戸大橋(広島県呉市)など、コイルばねのように同じ位置でグルグル回る形をしたらせん状のループ線も各地に存在します。

 このようなループ線を目印や経由地にしたりして、ドライブルートのアクセントにしてみるのも良いかもしれません。

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1件のコメント

  1. 大阪市内の千本松大橋も両側3重のループになってます。
    市バスも走ってます
    すぐ近くには片側だけループの橋もありますよ

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