いすゞが3列SUV「MU-X」の実車公開! 「ランクルプラド」サイズのタフ顔デザイン! なぜ日本未導入車をお披露目した?
いすゞは海外向けに展開する3列SUV「MU-X」の実車を「人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMA」にて公開しました。なぜ日本未導入となるMU-Xを展示したのでしょうか。
いすゞの3列SUV「MU-X」とはどんなモデル?
2022年5月25日、いすゞは「人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMA」にて、海外市場向けのSUV「MU-X」の実車をお披露目しました。
日本では、トラックメーカーとしてのイメージが強いいすゞですが、MU-XとはどのようなSUVなのでしょうか。
MU-Xは、いすゞが海外で販売するピックアップトラック「D-MAX」の車体構造とコンポーネントをベースに開発されたモデルです。
D-MAX同様に高い悪路走破性、耐久性、けん引性能を持ち合わせたSUVとして、タイをはじめとするアセアン地域、オーストラリアなど世界60か国以上で支持され、現行モデルは2020年に7年ぶりのフルモデルチェンジとなった2代目となります。
エクステリアデザインは、‘Emotional and Solid’をコンセプトに足回りの力強さを強調したボディ。
そして、のびやかで流麗なキャビンで構成し、スポーティーで堂々とした佇まいを持つスタイルとなっています。
フェイス部分では、鋭い印象のLEDオートヘッドランプとフロントメッキグリルにより、洗練された上級感を表現。
リア部分は、シャープな造形と細部まで造り込んだテールランプを採用することで先進感のあるデザインとなっています。
ボディサイズは、全長4850mm×全幅1870mm×全高1875mm、ホイールベース2855mmの7人乗りモデルとなり、日本でも販売されているトヨタ「ランドクルーザープラド」に近いサイズです。
インテリアは、「Solid and Elegant」をコンセプトに、インストルメントパネルは、中央に配置された大型ディスプレイを跨ぎ、左右へ伸びる抑揚のある造形とセンタークラスターからフロアコンソールまでの連続感のある造形で構成し、力強さと上級感を両立しました。
メーターやスイッチなどの細部の造形に加え、加飾素材の組み合わせなど内装の質感にもこだわり、より上質な室内空間を実現しました。
先進安全&快適機能では、「前後パーキングソナー」「電動パーキングブレーキ」「ステレオカメラ」「レーダー」「LEDオートヘッドランプ」、「電動リフトゲート」などが採用されています。
展示車に搭載されるパワートレインは、3リッターディーゼルエンジン(最高出力190馬力)に6速ATを組み合わせた4WD仕様で、最大けん引重量は3500kgとなっています。
今回、日本未導入のMU-Xを展示した理由について、いすゞの担当者は「日本ではトラックなどのイメージが強いですが、海外ではこのようなSUVも販売していますというアピールのために今回展示しました。日本導入などの予定はまったくないです」と話しています。
また、展示されたMU-Xについて担当者は「展示車はオーストラリア仕様に3つあるうちの最上級グレード(一部実際に現地で市販されているものとは異なる箇所がある)となり、あくまで参考/プロト仕様です」と説明していました。
日本では販売されていないMU-Xですが、いすゞならではの悪路走破性能や耐久性、そしてデザインや先進性といった部分において、一定の需要は見込めそうです。
あっMAZDA車みたい。OEMで供給してますしね、現に
いすゞってSUVの先駆けとしてミューって車を大昔に出してたよね。確か。
いすずって昔はビッグホーンを出しててパジェロと良い勝負してたんだよな。国内でも一定の需要は有ると思うんだが。
なぜ日本に導入しないか…理由は簡単、日本では「一定」の人にしか売れないから。プラドと比較してましたが、プラドと比べたら多くの人はプラドを買うでしょ。ほんと、一定の人の為に会社は冒険できない時代ですよね。
内装やインパネ回りが30年前からあまり進歩してない気がする。今どきの街乗りSUVと比べると古くさく感じてしまうからこのままでは売れないでしょうね。
なぜ日本未導入となるMU-Xを記事にしたのでしょうか。