CSLの名が復活! 究極のライトウエイトスポーツカー BMW新型「M4CSL」世界限定1000台で登場
BMW M社のライトウエイトスポーツカー「CSL」の名前が復活します。「M4 CSL」が世界初公開されました。
パワーウエイトレシオは2.95/psを実現
独BMW M社は2022年5月20日、新型「M4 CSL」を世界初公開しました。
CSLとは「Competition、Sport、Lightweight」の略で、モータースポーツで成功を収めるために重量を最小限に抑えたモデルをいいます。
1973年にBMWモータースポーツ社(当時)が開発した「BMW3.0CSL」は、欧州ツーリングカー選手権で初優勝を果たしています。また2003年に登場した「BMW M3 CSL」や2016年に発表された「BMW M4 GTS」など、いまでも語り継がれるライトウエイトの名車があります。
M社の記念すべき50周年イヤーとなる2022年に登場する新型M4 CSLは、DIN重量1625kgと、パワーウエイトレシオ2.95kg/psを実現しています。
Mカーボンフルバケットシートは、M4コンペティションクーペに装着されている標準シートと比較して約24kg、また後部座席とシートベルトを統合し、荷室の変更を加えることで約21kgの軽量化を実現しています。さらにMカーボンセラミックブレーキや軽合金ホイール、ストラット、スプリングなどシャシの変更で約21kg、防音の凌を減らし超軽量の断熱材に置き換えることで約15kg、ボンネットなどCFRP素材に置き換え約11kg、チタン製リアサイレンサーで4kg以上、キドニーグリルやリアライト、フロアマットなど細部の変更によりさらに4kgが削減されています。
搭載するエンジンは3リッター直列6気筒Mツインターボで、ブースト圧を1.7バールから2.1バールに引き上げることで、550馬力・650Nmを発生します。
組み合わされるトランスミッションは、ドライブロジックを備えた8速Mステップトロニック(8速AT)で、後輪を駆動します。
この結果、0−100km/h加速は3.7秒、0−200km/h加速は10.7秒、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでの公認ラップタイム(20.832km)は7分20秒207、T13セクションのストレートを除いた全長20.600mの区間で7分15秒677というパフォーマンスを発揮します。
新型M4 CSLは、2022年5月20日から22日に開催される「コンソルソ・デレガンス・ヴィラ・デステ」で世界初公開されます。このモデルは、同年7月からBMWディンゴルフィン工場で、1000台限定で生産が開始される予定です。
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