「シオ顔 vs ギラ顔」新型ステップワゴンとヴォクシーは“味付け”正反対!? ミニバン販売競争の行方は?
初代ステップワゴンの精神に立ち戻り「シンプルな道具感」を表現した新型
対する新型ステップワゴンも、1月7日には内外装デザインを先行公開。
ガチのライバル車である新型ノア/ヴォクシーの正式発表1週間前という、非常に戦略的な発表でお披露目されました。
新型ステップワゴンはノーマルタイプを「AIR(エアー)」と変更し、エアログレード「SPADA(スパーダ)」との2ラインで対抗します。
1.5リッターガソリンターボとe:HEV(ハイブリッド)というラインナップは先代モデルと同様ですが、そのデザインは、極めて特徴的に生まれ変わりました。
新型ステップワゴンはAIR、SPADAともに直線基調の非常にシンプルなラインとし、ライバルとは全く違う「あっさりシオ味系」な方向性でまとめられていたのです。
新型ステップワゴンを担当したホンダのデザイナーは「初代ステップワゴンが持っていたシンプルな道具感を表現しました」と説明します。
先代に対しAピラー(フロントウィンドウの柱)を立てて室内空間を拡大。内装もシンプルなラインを意識し、車内からの視界の良さを意識したといいます。
エアロ系のSPADAは、力強さを表現しつつも伸びやかさと品格ある佇まいを目指したと話します。
「ミニバンといえば大型グリル!」というのが主流路線だったこともあり、SNS上のクルマ好き勢からは発表直後から「良いデザインだ」と、おおむね好意的な声が寄せられていました。
ステップワゴンはその後、公式サイト上で「2022年5月26日デビュー」と正式発表のタイミングを宣言。販売ディーラーでも、先行予約がおこなわれています。
トヨタ同様に、ホンダでも公式サイト上で「工場出荷時期目処」の告知が行われており、5月上旬現在、新型ステップワゴンは「ガソリン車:5か月程度/e:HEV:6か月程度」と掲載されています。
新型ステップワゴンも、正式発売前から多くの予約受注が入っていることがわかります。
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ステップワゴンが正式デビューする2022年夏は、新型ミニバンの販売競争もますます激化しそうです。
こってりギラ顔系のトヨタと、あっさりシオ顔のホンダ。販売台数合戦はどちらが勝利を果たすのか、2大メーカーの動きから目が離せません。
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