新型「アトレー車中泊仕様」がスゴイ! 超贅沢な「内装」に感激! 家具職人「ムリ!」でも実現したモデルとは

ダイハツ新型「アトレー」は車中泊やキャンプなどで注目を集める1台です。その新型アトレーに家具職人も驚愕の内装を仕立てたモデルが存在しました。

 2021年12月20日にダイハツは新型「アトレー」と新型「ハイゼットカーゴ」を発売しました。
 
 とくに新型アトレーは、車中泊やキャンプといった市場において注目を集めています。

贅沢! 内装がめちゃくちゃ豪華な新型「アトレーキャンパー」が凄すぎる!
贅沢! 内装がめちゃくちゃ豪華な新型「アトレーキャンパー」が凄すぎる!

 新型アトレーは、自家用車、商用車という壁を取り払った機能とパッケージングで好調に販売台数を伸ばしています。

 キャンピングカー市場でも、軽キャンのベース車として大注目されています。

 車両後部の使い方を見直すことで、商用バンなみの積載性能とフラットな床ゆえの使いやすさは、メーカーが狙った通り、レジャー派ユーザーに大人気です。

 また、新型から業界初のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を採用したことにより、とくにシルバーエイジを中心に好評となっています。

 最近では、新型アトレーをベースにした軽キャンパーが続々と登場していますが、ブレイズの「ネクストキャンパー」にもまたアトレー版が登場しました。

 ネクストキャンパーは、旧型「ハイゼットカーゴ」やスズキ「エブリイ」用のキャンパーキットとして、2014年3月に発売されました。

 今回、新型アトレー、新型ハイゼットカーゴの発売を機に、キットの寸法などをリニューアルしてリリースしたものです。

 ネクストキャンパーの特徴は、一見して分かる独創的なデザインと高級感。

 日本の伝統工芸「曲げ物」を彷彿とさせる家具は、そのRデザインに徹底的にこだわり、素材や製法を追求したのです。

 家具職人が「絶対に無理」といっても実現を諦めなかったことで、美しく拡張のある内装になっています。

 また、シンクが180度回転することで、車外でも使えるようにしたのもポイント。

 車外でのクッキングやペットの足洗いなどに重宝します。蛇口がシャワーヘッドになっており、ホースが車外に伸びるため、レジャーシャワーとして使うこともできます。

 電装系も充実しており、105Ahのサブバッテリー&走行充電システムが標準となっているほか、2000Wインバーターを装備。

 すぐに電子レンジなど消費電力の大きな家電を複数使うことができます。

 ネクストキャンパーは「アクティブ」「リミテッド」「プレミアム」の3グレードが用意されていますが、ブレイズの広報によれば「ユーザーが選ぶのはプレミアムかリミテッドがほとんど」だといいます。

 一人で大人の隠れ家的に使う人は充実装備のプレミアム、二人旅を楽しむ人は就寝スペースの足元が広いリミテッドを選ぶようです。

 ちなみにインテリアは、ウッディな見た目だけでなくレザー調に変えることができるのもネクストキャンパーのポイント。

「車内すべてをレザー調にできるのは、業界でもウチだけ」と豪語するのは、レザー調素材は加工・施工する時の難しさがあるからだといいます。

 価格はアクティブ(43万7800円)、リミテッド(65万7800円)、プレミアム(76万7800円)としてあくまでも「キット」として販売しています。

 というのも、ブレイズは本業が新車・中古車販売となり、中古車両を探してキットをインストールすることも可能なほか、今乗っている愛車に家具を取り付けることも可能というわけです。

 取り付け工賃は別途で、プレミアムの場合は6万9900円とリーズナブル。

 安く軽キャンパーを手に入れたいという人には、まさに福音のキットといえるでしょう。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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