高速SA・PAの間隔は決まってる? トイレやガソリンで慌てないための雑学 SAとPAは何が違うのか
そもそもSAとPAの違いって?
一般的に「SAは豪華な場所」「PAは(SAに比べて)簡素な場所」というようなイメージがありますが、SAとPAの使い分けに基準や目安はあるのでしょうか。
国土交通省は、SAとPAについて「高速道路の休憩施設は、提供するサービスの内容、休憩施設相互の位置関係によりSAとPAを区分している」と説明しています。
また、NEXCO東日本は全国の高速道路情報サイト「ドラぷら」で、SAについては「人と車が必要としているサービスを提供できる休憩施設」、PAについては「ドライバーの皆さんの疲れや緊張をとるためのサービスを提供している休憩施設」と解説しています。
この2つの説明を読むとSAとPAは、サービスの内容に違いがあるようですが、明確な区別は実際にはなされていないようです。
とはいえ多くの場合、SAにはガソリンスタンドやレストランなどが設置されており、さらに、わざわざ行きたくなる「目的地」になっている人気スポットもあります。
一方でPAは、ガソリンスタンドや売店がない場所も多く、あくまで休憩場所という位置付けのものが少なくありません。
しかし、レストランやガソリンスタンドのないSAや、一方で売店が充実しているPAなどもあるため、やはり一概に区別することは難しいといえるでしょう。
例えば関越道上りの三芳PA(埼玉県三芳町)は、東京へ向かうクルマにとって最後のPAで立ち寄る人も多いため、PAでありながら飲食店やみやげ店、ガソリンスタンドなど、施設やサービスが非常に充実しています。
しかし、NEXCO東日本によると、開通後にSAやPAの施設内容やサービス内容が変更されたからといって、名称がSAからPAに変わったり、PAからSAに変わったりすることはないとのこと。
SAであってもPAであっても、その高速道路の利用状況、立ち寄り状況などを踏まえて、サービスや施設、出店内容などは臨機応変に変わるといいます。
このように、高速道路のSAやPAは、ニーズに合わせて設置間隔やサービス内容が柔軟に変更されていることが分かります。
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遊園地が併設されている伊勢湾岸道の刈谷PA(刈谷ハイウェイオアシス、愛知県刈谷市)など、全国各地のSA・PAの中には、休憩で立ち寄るという本来の目的に加え、レジャー・観光として楽しめる施設も増えています。
高速道路を利用する際は、そのSAやPAにしかない魅力を探しに立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
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