「さらに便利に」新東名「13km」新たに開通! 話題の「伊勢原大山~新秦野」に新技術採用! なぜ県知事は「アリア」で登場?
新東名「伊勢原大山~新秦野」間の約13kmが開通しました。その開通式では神奈川の黒岩知事も出席しましたが、知事車の「シーマ」ではなく「アリア」で通り初めをおこなったといいます。
「SUVなので後ろが広くてゆったりできますね」黒岩知事もお気に入り
2022年4月16日土曜日午後3時に新東名「伊勢原大山~新秦野」間の約13kmが開通しました。
この区間の開通により、新東名の全区間約253km(海老名南JCT~豊田東JCT)のうちの9割(228km)が完成したことになります。
新東名は2012 年4月14日に、御殿場JCT~三ヶ日JCT間の161.9 kmが開通しましたが、これは、一度に開通する高速道路としては史上最長の距離でした。
その後、神奈川エリアにおいては2018年には海老名南JCT~厚木南IC(1.5km)、2019年に厚木南IC~伊勢原JCT(4.3km)、2020年には伊勢原JCT~伊勢原大山IC(2.4km)が開通し、今回の伊勢原大山IC~新秦野IC(12.8km)が神奈川エリアでは最長の距離となります。
伊勢原大山~新秦野区間の開通式は供用開始に先立って16日朝10時より秦野丹沢サービスエリア予定地にておこなわれました。
その後、式典会場から通り初めがおこなわれる本線上に場所を移して、11時30分からは約60台のクルマによるパレードがスタート。
白バイ2台⇒パトカー2台に続いて、東海大学ソーラーカー「東海チャレンジャー号」⇒日産「アリア」⇒不二家「ペコちゃん号」。
NEXCO中日本ハイウェイ・メンテナンス東名が所有する新型路面清掃車の第一陣に続いて、来賓の車両が通ります。
来賓車列の最初には神奈川県の黒岩知事が乗るクルマが通りました。パレード2台目となるアリアです。
「黒岩知事の知事車は日産シーマ(2014年購入)だったはず」と思ったらアリアの後ろにシーマが随行していました。
パレードに登場した2台のアリアはどのような経緯で、開通パレードに参加することになったのでしょうか。
関係各所に聞いてみたところ、1台目のアリア(暁-アカツキ-:サンライズカッパー(M)/ミッドナイトブラック(P)2トーン色)は日産からの貸与でしたが、知事が乗っていた2台目のアリア(ミッドナイトブラック)は神奈川県で購入したとのことです。
黒岩知事がアリアに乗ることになった経緯を神奈川県庁で公用車(供用自動車)の運行管理をおこなう総務局 財産経営部庁舎管理課に聞いてみました。
――NEXCO中日本主催の開通式では2台のアリアが登場しました。黒岩知事が日産アリアに乗ってパレードに参加されましたね。このクルマはどちらの所有になるのでしょうか?
こちらは日産自動車からの寄贈ではなく、神奈川県庁で使用する公用車(供用自動車)として県の予算で購入しました。
また、シーマに代わって新たな知事車となったわけでもありません。
ちなみに管理や運用は庁舎管理課でおこっていますが、アリアはEVなので購入を担当したのは、産業労働局産業部エネルギー課で予算もそちらから出ています。
――同じ公用車でもEVだと別の部署の予算になるのですね?
エネルギー課では2014年(平成26年)に「かながわスマートエネルギー計画」を策定し、太陽光発電など再生可能エネルギーなどの導入拡大に取り組んでおり、EVや燃料電池自動車など次世代自動車の普及活動にも力を入れています。
また、購入に関する補助金やEV/FCV向けの認定カードの配布なども担当しています。
――このたび、アリアを購入された経緯を教えてください。
エネルギー課ではこれまで燃料電池自動車のトヨタ「MIRAI」を2015年度に購入しており、アリアはそれに続く次世代エネルギー車となります。
日産リーフという案もありましたが、インパクトの強さや社会的な注目度の点においては、やはり、発売されたばかりのアリアが良いのではないかということでアリアの購入を決めました。
――黒岩知事からの感想は何かお聞きになっていますか?
SUVタイプのEVは初めてということで、知事からは「後部座席にゆとりがあって、広くて快適ですね」との感想でした。
電気自動車購入したら乗りつぶしてほしいね
一切 経費節約だ