渋いガンメタのスバル新型「アウトバック」にド派手なステッカー! SUVをスーパーGTに実戦投入!?
スバル新型「レガシィ アウトバック」のFRO車両がスーパーGT 2022年シーズンより使用されることになりました。FRO車両とは一体どのようなものなのでしょうか。
新型レガシィ アウトバックのFRO車両誕生!
国内で人気のモータースポーツといえば「スーパーGT」ですが、2022年シーズンは4月16日・17日に岡山国際サーキットでおこなわれた「2022 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」を皮切りに、全8戦が開催されることになっています。
スーパーGTは速度域が異なる「GT500クラス」と「GT300クラス」が混走するのが特徴のひとつ。
GT500クラスはトヨタ「スープラ」、ホンダ「NSX」に加え、新たに日産「フェアレディZ」が参戦しており、国内外のさまざまな市販車をベースとするGT300クラスと同時に走行することで白熱したバトルが楽しめます。
そんなレースの開催を陰ながら支える車両に「FRO」というレスキュー車があります。
「FRO」とは「ファースト・レスキュー・オペレーション」を意味しており、レース中にトラブルが起きたときに対応するレスキューチームです。
そして2022年シーズンより新たなFRO車両を投入。スバル新型「レガシィ アウトバック」が提供され、スーパーGT開幕戦(4月17日)で贈呈式がおこなわれました。
ベースとなるのは2021年10月に発表された新型レガシィ アウトバックのアクティブグレード「X-BREAK」(日本仕様)で、市販モデルと同じ1.8リッター水平対向ターボエンジンを搭載しています。
エクステリアには専用のラッピングやステッカーが施されるとともに、ルーフには散光式警告灯、車両の前後に白色LED点滅灯(計4つ)を装着。専用のけん引フックも前後(計2か所)に取り付けられました。
さらに、車内には無線機を装備したほか、消火器をはじめとしたレスキューに必要なものを積載し、万が一の事態が発生しても迅速にレスキューに向かえる体制を整えています。
FRO車両は、現場まで素早く移動できる「走行性能」や、救命救急・初期消火をおこなうための機材を搭載できる「積載性」、車両をけん引する「機動性」といった性能が求められるほか、クラッシュしたマシンを救出する際にエスケープゾーンに立ち入ることがあるため、最低地上高が高い車両が選ばれています。
これまでも先代アウトバックのFRO車両が任務に当たっており、日本未発売のパワフルな3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載したオーストラリア仕様を使用していました。
FRO車両はトラブルが起きたマシンを撤去する作業や初期消火、ドライバーの救助などをおこなうことから、チームのメンバーにはドライバー、ドクター、ファイヤー&レスキューの専門家が含まれます。
レース車両が走行しているなかでコース内に進入し、混走状態のなかで迅速に現場に到着する必要があるので、豊富な経験を持つレーシングドライバーがFRO車両を運転するといいます。
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新型レガシィ アウトバックのほかに、トヨタ新型「ランドクルーザー GRスポーツ」のFRO車両も2022年シーズンより新たに投入。従来から使用されている日産「パトロールNISMO」とともに、計3台がFRO車両として活躍します。
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