スバル「アウトバック」がアグレッシブにイメチェン!? 北米仕様がタフすぎる! 日本との違いは?
北米仕様の日本導入はある?
運転支援システムにも北米と日本で違いが見られます。
北米の新型アウトバックは、最新の「アイサイト」へアップデートされましたが、2020年に登場した2代目「レヴォーグ」から搭載が始まった最新型のアイサイトはすでに日本のレガシィ アウトバックにも搭載済みです。
最新アイサイトは、よりスムーズに、より多くの条件下での作動が可能になったほか、視野の拡大や制御ソフトウェアの更新、電動ブレーキブースターの追加によって運転操作を支援します。
日本仕様と違う点として、北米の新型アウトバックの「ツーリング」グレードに、デュアルカメラと連動する「広角単眼カメラ」が追加され、3つのカメラが装着されることになりました。
カメラを追加することで視野が広がり、低速で交差点に進入した際に歩行者や自転車をより早く認識できるようになるとのことで、北米の新型アウトバックに初めて採用されます。
なお、今後この広角単眼カメラの採用車種や展開市場を拡大していくことが検討されているといいます。
対する日本のレガシィ アウトバックは、前述のように最新型のアイサイトを搭載したほか、さらに高度な「アイサイトX」が全車標準搭載されます。
アイサイトXは一定の条件を満たした自動車専用道路において、安心で快適な運転を支援する仕組みです。
GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と3D高精度地図データを用いて自車位置を正確に把握することで、カーブに合わせて適切な速度に制御する「カーブ前速度制御」や、ETCゲート手前で減速して通過後はセット車速まで加速する「料金所前速度制御」などを実現。
さらに、渋滞時に手放し運転を可能とする「渋滞時ハンズオフアシスト」や、停止状態からスイッチ操作をすることなく発進する「渋滞時発進アシスト」、ドライバーによるウインカー操作で車線変更のアシストをおこなう「アクティブレーンチェンジアシスト」などが可能になりました。
アイサイトXは現時点では日本のみで展開されており、運転支援システムにおいても北米と日本で違いが見られます。
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北米でビッグマイナーチェンジした新型アウトバックの日本での展開が気になるところですが、スバル広報部によると「日本と北米のアウトバックは別のスケジュールで動いています。北米で販売されるアウトバックは現地で生産しており、北米仕様が日本に導入されることはありません」とのことでした。
オフロード性能を強化した北米のウィルダネスも現時点では日本発売の予定はなく、アウトバックについてはグローバルで同一モデルを展開するのではなく、市場ごとに適した仕様が展開されるようです。
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