「あなたは大丈夫?」 近付きたくない「サンデードライバー」ってどんな人? 気をつけるべき運転術とは
ほかにもあるサンデードライバーと思われる運転とは
ほかに多く見られるのが「急に割り込みされて驚いた」、「車線変更はウィンカー出してからでしょ!」、「急ブレーキからの車線変更怖い…ウィンカー出してよ…」など、「車線変更」に関する声です。
高速道路上では、前述したようにクルマを追い越す際やPA/SAに入る際などに車線変更をおこなうことがあります。
高速道路では、一般道路よりも高い速度域で走行しているため、車線変更の際には念入りな死角の確認や周囲のドライバーとの意思疎通も必要です。
車線を変更したい旨を伝える、唯一かつ適切な方法がウィンカーを使用することですが、なかには、車線変更してからウィンカーを出したり、ブレーキで速度を落としてからウィンカーを出したり、さらにはウィンカーを出さずに車線変更するドライバーもいるようです。
車線変更については、道路交通法第53条において「同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない」とされており、車線変更する前にウィンカーを出すことが定められています。
本来、ウィンカーは右左折および、車線変更する意思を周囲に伝えるものであるため、車線変更してからのウィンカーは、ウィンカーを出さない車線変更と同様のものとして捉えられます。
運転マナーという観点で考えても、ウィンカーなしの車線変更は周囲のドライバーを驚かせる要因にもなるうえに、意思疎通がとれない行為であるため、万が一の事故の危険性が高まります。

また、ブレーキを踏んでからの車線変更も周囲のドライバーにとっては、「前方にトラブルがあるのかも」という憶測を呼ぶものであり、突然のブレーキには驚く人も多いでしょう。
もとより、道路交通法第24条では「車両等の運転者は、危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その車両等を急に停止させ、又はその速度を急激に減ずることとなるような急ブレーキをかけてはならない」として、急ブレーキの禁止が定められています。
そのため、車線変更において速度を落としたい場合には、まずはウィンカーで意思表示をし、その後ゆるやかなブレーキングで、必要に応じて速度を落とすようにしましょう。
このほかにも、SNSでは、「サンデードライバー、車間が近すぎる…」、「急加速、急減速するのなんで?」、「後ろのサンデードライバーがずっとハイビームで眩しいんだが」といった声が挙げられ、知らず知らずのうちに周囲に迷惑をかける運転をしているサンデードライバーが多いことがうかがえます。
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なお、追い越し車線を走行し続けると「通行帯違反」として違反点数1点に加え、普通車では6000円の違反金が科されることになります。
自身のためにも、周囲のクルマとの安全な走行のためにも、余裕を持った安全な運転を心がけるようにしましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。














