不人気だから一代限りで消えた!? 1990年代にデビューしたイケてるデザインの車3選

クルマの外観デザインは販売台数に大きく影響を与える重要な要素ですが、意外とスタイリッシュだったのに人気とならなかったモデルも存在。そこで、1990年代にデビューし、見た目がイケていたのに一代限りで消えてしまったクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

1990年代に発売されたイケてる不人気車を振り返る

 ヒット作となるクルマがありますが、その理由はさまざまな要素が関係します。なかでも重要なのが外観のデザインで、第一印象でそのクルマを購入するか、判断する人も多いのではないでしょうか。

デザインが評価されたもののヒットには至らなかったクルマたち
デザインが評価されたもののヒットには至らなかったクルマたち

 デザインには正解が無いといわれますが「売れるデザイン」は存在し、多くのユーザーに好まれるデザインが優れていると評価されます。

 一方、振り返ってみるとスタイリッシュなクルマでも、デビューのタイミングによってはヒットにつながらないケースもあります。

 そこで、1990年代にデビューし、見た目がイケていたのに一代限りで消えてしまったクルマを、3車種ピックアップして紹介します。

●マツダ「ランティス」

レースに参戦してイメージアップが図られるも人気とはならなかった「ランティス」

 マツダは1980年代の終わり頃に、販売チャネルを5つも展開しました。同時に車種数も格段に増やしていきましたが、そんな状況が終わりを告げようとした1993年に、「ランティス」が発売されました。

 ランティスは当時の主力だった「ファミリア」と同クラスのモデルで、ボディは4ドアセダンと5ドアハッチバック「ランティス クーペ」の2タイプを展開。

 どちらも流麗なフォルムのクーペデザインを採用しつつフロントフェイスはセダンとハッチバックで異なるデザインとし、シャシもランティス専用に開発されるなど、マツダとしてもかなり気合が入っていました。

 搭載されたエンジンは最高出力135馬力の1.8リッター直列4気筒と170馬力を誇る2リッターV型6気筒を設定。このV型6気筒エンジンはランティス専用にチューニングされ、上質なフィーリングを追求していました。

 またトップグレードの「タイプR」では205/50R16タイヤやビスカスLSD、前後にストラットタワーバーが装着され、スポーティな走りを演出。

 しかし、ランティスはユニークなデザインや走りの評価が高かったもののヒット作にはならず、1997年に生産を終了。今では中古車市場でも滅多にお目にかかれないレア車です。

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●トヨタ「カレン」

スポーティながら大人の雰囲気が漂うクーペに仕立てられていた「カレン」

 かつてトヨタは、「セリカ」や「カローラレビン/スプリンタートレノ」を筆頭に、複数のコンパクトなクーペを展開しており、そのなかの1台が1994年に登場した「カレン」です。

 カレンは6代目「セリカ」をベースに開発され2ドアクーペで、薄型のコンビネーションランプとフロントグリルによる精悍なマスクに、ロー&ワイドな美しいスタイリングが特徴で、「ミニ ソアラ」ともいえる華やかな印象でした。

 トップグレードの「ZS」には最高出力180馬力を発揮するパワフルな2リッター直列4気筒自然吸気の「3S-GE型」を搭載。

 足まわりにはセリカと同じく「スーパーストラット・サスペンション」が設定されるなど、優れたハンドリング性能を実現しました。

 また、内装も比較的シックな雰囲気のグレー系で統一されていましたが、上位グレードには本格的なスポーツシートが採用されるなど、走りを意識したコクピットとなっていました。

 カレンは当初、一定の人気を獲得しましたが、クーペのニーズが低下したことからフルモデルチェンジされることなく、一代限りで1999年に生産を終えました。

●ホンダ「アヴァンシア」

スポーティな「アコードワゴン」とは異なり、プレミアムなワゴンというコンセプトだった「アヴァンシア」

 ホンダは1980年に同社初のステーションワゴン「シビックカントリー」を発売。そして、「シビックシャトル」「アコードワゴン」「オルティア」「エアウェイブ」など、多くのステーションワゴンを展開しました。

 なかでも1999年に登場した「アヴァンシア」はアコードワゴンと同クラスながら、それまでにないプレミアムなモデルとして開発されました。

 外観はウエッジシェイプを強調したスタイリングで、柔らかなカーブを描くロングルーフと、傾斜角を寝かしてグラスエリアを大きくとったリアゲートによって、流麗なシルエットを実現。

 内装もファブリック素材や木目調パネルを随所に使うことで質感にこだわり、リアシートは前後スライドとリクライニング機構を搭載することで、フロントシートと同様の快適性を確保しました。

 搭載されたエンジンは2.3リッター直列4気筒と最高出力215馬力を発揮する3リッターV型6気筒を設定し、トランスミッションはホンダ初となる5速ATが採用されるなど、走りの面も上質さにこだわっていました。

 しかし、アヴァンシアが登場した時点で、すでにステーションワゴン人気も低迷していたため販売は好調とはいえず、2003年に生産を終了。後継車はありませんでした。

※ ※ ※

 今回紹介した3台は、どれも出たタイミングに恵まれなかったといえるモデルです。

 ほかにも評価が高かったにもかかわらず発売時期が悪く、販売台数が低迷したモデルが存在します。

 各メーカーとも新型車を開発する際には将来的なニーズや市場動向を予想していますが、必ずしも予想通りとならないケースもあり、まさに新型車開発の難しいところでしょう。

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コメント

1件のコメント

  1. あんたらはディスるのが仕事か?
    大概にせえよ。