連休や事故発生時などに発生する道路渋滞は、スケジュールが狂ったり、目的地での滞在時間が削られたりする原因になるため、なるべく避けたいものです。

　そんな渋滞について、日本トレンドリサーチとグーネット中古車が「車の渋滞に関するアンケート」を実施し、結果をサイトに公開しました。

　調査は2022年3月23日から25日にかけて実施。対象は「車を運転する」と回答した全国の男女600人（30代以下・40代・50代・60代以上、各150人）です。

「車の運転時に渋滞に巻き込まれると、イライラしてしまいますか？」の質問では、「はい」と回答した割合が、30代以下の66.0％に対し60代以上は76.7％でした。

　年代が上がるほど渋滞時にイライラする人が増える傾向です。理由として以下のような回答が寄せられています。

・景色が変わらないのもつまらない。（40代・女性）
・観光地に車で旅行に行った際に、車の渋滞があると時間通り着くかどうか心配ですごく焦るからイライラする！（40代・男性）
・渋滞だとアクセルとブレーキを繰り返すだけで疲れる。トイレなどが困る。高速だと身動き取れずで最悪。（50代・男性）
・遠くの前が見えて車が少しでも進んでいたら我慢できますが、前の様子も解らず見える範囲の車が全く動きを見せない場合、先頭は何やっとんねん動かんかいとイライラしてきます。（60代・男性）

　一方で、イライラしない人の理由も寄せられています。

・イライラしたところで渋滞が解消したり変化するわけではないからイラつくだけ時間の無駄だと思うから。（30代・女性）
・まぁ、いずれ進むでしょうって気長に待てるから。その間考え事したり、同乗者と会話したり色々できることはある。（20代・男性）
・自分の運転は下手なので、スピードを出させられるより、渋滞に巻き込まれた方がマシ。（40代・女性）
・イライラしても仕方がなく、イライラして運転すると事故する可能性も高くなる為。（40代・男性）

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「1人で運転している時に渋滞に巻き込まれた場合の車内での過ごし方について、工夫していることはありますか？」という質問では、35.2％が「ある」と回答しました。その“工夫”については、次のような内容が挙げられています。

・好きな音楽をかけてリラックス。もしくは大声で歌って気を紛らす。（30代・女性）
・ガムを噛んだりラジオを聴いたりして気を紛らす。（30代・男性）
・前の車のナンバーなどを見て数字遊びをする。（30代・男性）
・トイレが近いので水分を取らないようにしている。（60代・男性）

　複数人で乗っていて渋滞に巻き込まれた際も、31.2％が工夫して過ごしているといいます。具体的には、次のような過ごし方がありました。

・口頭でできるゲームなどして過ごしている。運転していない人が「ウミガメのスープ」（推理ゲームの一種）の問題を出したり、「なにが出るかな？」のような話題提供などをしたり。（20代・女性）
・なるべく運転手が負担にならないように世間話などをする。（40代・男性）
・運転に集中しないとダメなので、横でしゃべっててもらう。（60代・女性）

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　では、そもそも渋滞に巻き込まれないためにしていることはあるのでしょうか。

「渋滞回避のために何か工夫していることはありますか？」の質問では、43.7％が「ある」と回答しました。

　具体的な“渋滞回避策”としては、次のような内容が挙げられています。

・時間帯によって動きの速い道がある場合は予めそちらを通る。どの道も動かなそうな時は好きな経由を選択してます。（30代・女性）
・なるべく渋滞が予想されるところには行かない。行った先で遭遇したら迂回を検討する。（40代・男性）
・他県に行くときは朝5時起きで高速道路に乗る。帰りも夕方は避けて夜の九時くらいに出るようにする。（40代・女性）
・高速は渋滞情報を見てから乗る。下道は迂回して走る。（50代・男性）

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　イライラする理由については、「渋滞を予測できなかった自分の情報量不足」（60代・女性）と答えた人もいました。

　渋滞をなくすことは難しいですが、これから走る道路の情報収集や、迂回ルートの予習などをしておくと、渋滞を回避できたり、渋滞に巻き込まれてもイライラを減らせたりできそうです。