高速バスの「シートベルト着用」知らない人多すぎ!?

　高速道路を走るときは、乗用車や高速バスを問わず、原則としてシートベルトの着用が義務化されています。これは道路交通法第71条の3で定められています。

　しかし、SNSで高速バスでシートベルトをしていない人が「そこそこいること」に驚いたという投稿が話題となっています。

　投稿には、「びっくりしたのは、高速バスでシートベルトしてない人がそこそこいること」とつづられており、「マスクは100パーセントなのに」「シートベルトは法律だぞ。優先順位どうなってんだよ」と疑問を投じています。

　この投稿を受け、「万が一を考えてシートベルトは必ずしましょう」「法律もそうですが、自分の命。守るのは何か？　自分の頭で考えよう！」「事故った時にシートベルトしてる方が生存率上がるよ」「法律っていうより、どっちが命を守るのに必要か、って話」といった声が寄せられています。

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　JAF（日本自動車連盟）は、過去に後席シートベルト非着用時の危険性に関するユーザーテストを実施。

　テストでは、ミニバン の前席と後席にダミー人形を2体ずつ乗せフルラップ前面衝突試験を実施し、衝突時の挙動などを計測するというものです。

　結果は、後席にいたシートベルト未着用のダミーは前方に投げ出され、前席のヘッドレストに頭を打ち付け、シートごと運転席ダミーを押しつぶしてしまいました。

　一方でシートベルトを着用していたダミーは上体がしっかり拘束されていたことから投げ出されずに済んでいます。

　こうしたテストからも、シートベルトを着用しないと死亡や重傷につながる頭部損傷を衝突時に負う可能性が高まるほか、同乗者にも致命傷を負わせる危険性があることが分かっています。

　後部座席のシートベルト着用は、義務化されていることはもちろん、自身や周囲の身の安全を守るためにも忘れずに心がけることが大切です。