ガソリン価格はなぜ地域によって違う? お得に給油するには隣の都道府県で入れるのもアリ!?
全国で一番ガソリンが高い都道府県は鹿児島県
ではこうした観点から、あらためて都道府県別のランキングを振り返ってみましょう。
最安値の岡山県、5位の宮城県、7位の茨城県、9位の神奈川県、10位の千葉県は、それぞれ製油所が立地しています。また2位の岩手県は宮城県の隣で、輸送コストの小ささがガソリン価格に反映されていると思われます。
一方、最高値の鹿児島県、ワースト3位の長崎県は、製油所がないこと、また山が海に迫った地形に都市が点在していることなどが、価格を引き上げる要因になっているようです。ワースト2位の長野県は“海なし県”であり、いずれの製油所からも遠いことがネックになっています。
なお沖縄県は鹿児島県より2.8円安い179.2円ですが、じつは沖縄復帰特措法により本土よりもリッターあたり7円減税されていることから、もし税額が同じであると仮定すると、鹿児島を上回り全国最高値となります。
さて、こうした価格差は、ドライブ旅行を楽しむ際の節約の大きなヒントになります。
たとえば埼玉県は、“海なし県”ですが、人口密度が高いわりに郊外には田園風景が広がり、大きなバイパスに大型のガソリンスタンドという風景がそこかしこに見られます。先の算出方法でのガソリン価格は、171.5円です。
しかし隣の群馬県は176.3円、さらに隣の長野県は181.9円と、ぐんと高くなります。
つまり埼玉県から長野県へのドライブ旅行でガソリンを50リットル使うとすると、出かける前に地元で入れておけば、旅先の長野県で入れるよりも500円以上節約ができるのです。
一方その逆、長野県から埼玉県にドライブ旅行する場合は、少ない燃料で出かけ、埼玉県で満タンにして戻ってくるのが合理的と言えそうです。
また隣接する県で大きな価格差があるケースも、考慮に入れておいたほうがいいでしょう。たとえば秋田県は170.4円なのに、山形県は179.1円。両県をまたいで移動する場合は、秋田県で給油するほうが節約になります。
もちろん、各都道府県内でも地域によってガソリン価格は異なるため、必ずこの価格差が生じるわけではありません。ただ、ひとつの目安にはなりますので、ドライブプランの立案に活用してもらえればと思います。
バカバカしい。
広告でタマゴが1円安い物を見て20分かけて買いに行くようなもの。
車はおおむね、満タンで航続距離が500kmから700kmぐらいでタンクの大きさになっている。
それに高速はさておき一般道なら店舗にとっても価格差が大きい。
この話を真に受けてドライブに行くと、安い店を探したり最悪ガス欠で止まって精神衛生に悪いわな。