「やっぱ買うのヤメた」は出来るのか? 納車1年待ちも「当たり前」状態! 新車買うのは「修行」なの?

クルマは家の次に高い買い物といわれていますが、最近ではオーダーから約1年後に納車されることも珍しくありません。納車待ちに1年というのは人によって考え方は異なるといえますが、実際に「納車を待っている」ユーザーからはどのような声が見られるのでしょうか。

納期が長引くモデルが多数…背景には部品不足の問題も

 最近では、半導体などの部品不足や生産体制の問題も影響し、クルマの納期が長期化しているのが実情です。
 
 これについてユーザーからはどのような声が挙げられているのでしょうか。

新車が自分の手元に届くまでの期間は待ち遠しいが…最近ではさまざまな問題により半年から1年かかることも珍しくはない(画像は納車式の定番ともいえる巨大なカギ)
新車が自分の手元に届くまでの期間は待ち遠しいが…最近ではさまざまな問題により半年から1年かかることも珍しくはない(画像は納車式の定番ともいえる巨大なカギ)

 通常、新車を購入する場合はオーダーから1か月から3か月程度の納期が一般的ですが、例えばトヨタ「RAV4」の「工場出荷目処(3月17日時点)」は「ご注文いただいてから4-5か月程度。ハイブリッド車につきましては販売店にお問い合わせください」とアナウンスされており、実質ハイブリッド車は半年以上かかる見込みです。

 同じくホンダ「ヴェゼル」の「工場出荷目処(3月14日時点)」では、ガソリン車の納期が3か月程度なのに対してハイブリッド車(e:HEV)は、仕様によって納車に半年から1年程度かかる見込みになっています。

 このように各自動車メーカーでは大幅に納期が遅れているのが現状となっていますが、納車を待つユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。

 SNSを見てみると、「とんでもなく長い道のり…」「まだまだ先は長い」「ここから半年…」「長い修行です」といった声が挙げられています。

 また、納期が当初の予定から長引いてしまったという人も多く、「予定してた納期からさらに3か月かかるらしい…」、「また納期が長引いた…無理…」、「さすがに伸びすぎ」といった声も見られます。

 一方で、そんな長い納期を経て納車できたユーザーからは、「耐え抜いた…!」、「9か月、長かった」、「長い待ち時間をともに分かち合ってきた皆様に感謝」という声が挙げられているようです。

 また、2021年9月にトヨタ「ヤリスクロス」をオーダーしたというユーザーは、当初2022年5月中頃が納期予定だったといいますが、販売店から「工場からの出荷便で早いのに乗れたため、早ければ3月中に納車が出来るかもしれない」と説明を受けたといいます。生産状況によっては早まる場合もあるようです。

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 このように、最近の新車の納期は全体的に長期化していますが、支払いはいつ頃おこなうのでしょうか。

 一般的に新車購入は、オーダー(契約)と支払い開始のタイミングはほとんど同時期となりますが、これだけ長い納車待ちでは、契約時に支払いをおこなうことに不安を抱く人もいるかもしれません。

 基本的に支払いのタイミングは、個々の契約内容によって異なりますが、トヨタの販売店担当者によると、現在では、まず契約時に手付金や申込金などを支払うのがスタンダードになっているようです。

 また、「手付金などの支払いのあとでもオーダー(契約)をキャンセルすることができ、手付金などはその際に返金対応となる」といいます。

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