「たまには気にしてアゲて!」 スペアタイヤの点検頻度はどのくらいがベスト? 搭載減った訳とは
スペアタイヤは減少している?その理由とは
前述したように、最近のモデルではスペアタイヤに代わってパンク修理キットが搭載されていることが多いのが実情です。
では、そもそもスペアタイヤを搭載しているモデルが減少しているのはなぜなのでしょうか。
ホンダの販売店担当者は、スペアタイヤを搭載したクルマが減少していることについて、「スペアタイヤが減少した理由のひとつとしては、燃費の向上のためにクルマを軽量化するためであることが挙げられます」と話します。
クルマの重量が重ければ重いぶん、加速する際に多くのガソリンが消費されるため、結果として燃費性能の悪化につながります。
さらに、スペアタイヤはある程度の積載スペースも要しますが、パンク修理キットであれば、積載スペースもさほど必要なく、比較的荷室を広くとることができるというメリットがあります。
そうしたメリットを考慮すると、軽量・省スペースなパンク修理キットの需要が拡大したことも納得できるでしょう。
また、前出の担当者は、スペアタイヤが減少した理由について「車検時の検査項目にスペアタイヤの搭載義務が廃止されたことも、スペアタイヤが減少したひとつの理由といえます」といいます。
スペアタイヤの搭載義務については、もともと道路運送車両の保安基準において定められていましたが、市場動向の変化などによって廃止に至ったようです。
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