国内初の「全室扉付き完全個室」夜行バス! 11席限定の豪華空間に約8時間! 爆睡できる移動手段とは
夜行バスといえば「辛い」イメージを持つ人もいます。そうしたなか業界で初めて全室扉付きの完全個室を実現した「ドリームスリーパー」とは、どのような夜行バスなのでしょうか。
業界初! 完全個室の極上空間を実現した「ドリームスリーパー」
国内の長距離移動の手段といえば、鉄道や飛行機に加え、夜行バスも挙げられます。
そんな夜行バスには、業界で初めて完全個室を実現した「ドリームスリーパー」が存在しますが、どのようなバスなのでしょうか。
夜行バスは、夜に出発して、寝ている間に走り、翌朝に目的地に到着できるといった、時間を有効活用できるメリットがあります。
一方でSNSを見てみると、夜行バスに対して「身体バキバキになる…」「狭くて寝られなかった」という声も上がっており、バスの種類や人によっては、一人あたりの座席スペースにゆとりがないことがうかがえます。
また、夜行バスでは、ほかの乗客との距離が近いことから、眠る際に他人の動きが気になってしまったり、周囲に気を遣ってリラックスできなかったりという経験をしたことがある人もいるかもしれません。とくに、女性一人での乗車では不安を抱える人もいるでしょう。
そんな夜行バスですが、なかには完全個室でプライベート空間が守られたラグジュアリーなバスも存在しています。
その元祖と呼べるのが、関東バス(東京都中野区)と両備バス(岡山市北区)が運行する「ドリームスリーパー」です。
2017年から運行されているドリームスリーパーは、業界で初めて全室扉付きの完全個室を採用した夜行バスとなっています。
運行区間は、東京-大阪間で、東京は池袋駅や新宿駅、大阪はなんばや大阪駅などから乗車できます。
ドリームスリーパーは、車内に全11室の客室を確保。夜行バスにしては乗車人数が少なめですが、そのぶん、一人ひとりの空間が広く、全室が窓に面しているのが特長のひとつです。
ドリームスリーパーの魅力について、関東バスの担当者は以下のように話します。
「ドリームスリーパーは、完全個室となっており、乗客の皆さまにはホテルのようなプライベート空間でお過ごしいただけます。
これまで夜行バスは、狭さや周囲との距離感の近さなどから敬遠されることもありました。
しかし、ドリームスリーパーではそうした弱点が改善されており、いままでの夜行バスとは異なるものとして、リラックスして乗車していただけます」
ドリームスリーパーでは、客室がひとつずつ独立しているだけでなく、シートや空間の使い勝手の良さにも特長があります。
シートには、NASA(米航空宇宙局)の理論から着想を得た「ゼログラビティシート」を採用。座っていると浮遊感を感じるような柔らかなシートが身体にしっかりとフィットし、深い眠りを実現します。
室内にはフリーWi-Fiはもちろん、通常のACコンセントとUSBコンセントのふたつを設置しており、パソコンとスマートフォンを同時に充電することが可能です。
また、各客室にイオン発生器(プラズマクラスター)やアロマ、4種の快眠音楽といったリラックスできる備品や機能も搭載。完全個室なので周囲を気にせず使用できるのも魅力となっています。
また、客室が個室であるため、通常の夜行バスでは難しいカーテンの開け閉めも自由で、真夜中でも走行中の街並みを存分に楽しめます。
画面が明るく光ることひとつとっても、周囲を気にする必要がないため、パソコン作業などはもちろん、読書やゲームなども楽しめます。
そんなドリームスリーパーの需要について、前出の担当者は以下のように話します。
「ドリームスリーパーには、さまざまな魅力があるぶん、通常の夜行バスより乗車料金が高めに設定されています。
そのため、お客さまが何を求めるかによって、ニーズも異なるのが実情です。
夜行バスに価格の安さを求める人もいれば、空間の過ごしやすさを求める人もおり、後者を重視する人からはかなりの需要があります」
ドリームスリーパーの乗車料金は、大人が1万8000円から2万円、子どもが1万4500円から1万5500円です。
東京~大阪間の夜行バスは、3000円から5000円ほどの便もあることから、相場よりも高めの設定といえます。
しかし、時間を有効活用しつつ、プライベート空間をしっかりと確保したい人にとっては、ドリームスリーパーが良い交通手段となりそうです。
※ ※ ※
現在、ドリームスリーパーは新型コロナウイルス感染症の蔓延状況によって、運行状況が変動しています。
2022年3月現在では、週末に東京~大阪間を1往復するのみとなっており、担当者によると4月の運行については検討中ということです。
ミスターと大泉洋さんに乗ってもらいたいw
バス系YouTuberをやっているもので、自らも現役運転士です。
これは戦略的にとても良いと思います。
しかしながら、まだまだ鉄道より弱い印象がありますね〜。
もっともっと人気が出れば、こういう豪華バスが
全国に走り、夜行高速バスに光が注ぐかもしれません。
いずれバス系YouTuberとしてレビューしたいです!