あれ? 「警察パトカー」となんか違う!? 通称「青パト」の正体は? 青い回転灯付けたクルマの謎
青パト車両の実際の活動は? まるでパトカーのような見た目も
そんな青パト車両の実際の活動について、神奈川県厚木市を中心に活動をおこなう、特定非営利活動法人防犯パトロールブルーラインの担当者は以下のように話します。
「ブルーラインでは全13台の青パト車両を保有しており、主に夜のパトロールをおこなっています。
昼は警察のパトカー以外にも、例えば役所の関連車両や郵便局の車両など、行政にかかわる車両が街中を多く走行しており、地域住民を見守る目も自然と多くなっています。
一方で、夜はそうした車両も走行しておらず、どうしても人目が少なくなりがちです。
そのためブルーラインでは、あえて21時以降の夜間パトロールを重点的におこない、バス停や駅から住宅街への生活道路など、危険性の高い場所で防犯活動をおこなっています」
このように、行政では補いきれない防犯活動をおこなうことができるのも青パト車両の大きな特徴といえそうです。
また、昼間のパトロールでは音楽を流しながら巡回活動をおこなったり、子供たちとも手を振り合ったりするなど、地域住民とのコミュニケーションをとることも多いようで、地域との繋がりが重視されています。
ちなみに、ブルーラインが所有する13台の青パトのうち、1台は通常のパトカーと非常に類似した外装となっています。
ベースとなっている車両はスズキ「エブリイ」ですが、この車両について前出の担当者は以下のように説明します。
「エブリイは、警察に許可を得てパトカー風にカスタムしています。
ボディへの防犯パトロールの表記や後席への許可証の搭載など、青パト車両の条件は満たしつつ、警察のパトカーのように見せるため、基本的にはパトカーと同様の外装に仕上げています」
このように正しい手続きをおこなうことで、団体独自の青パト車両を製作することもでき、地域住民からもより一層認知度が高く、親しまれやすい存在となりそうです。
なお、ブルーラインは行政や学校などとも連携をおこない、地域に根ざした防犯活動をおこなっています。「こども110番の家」を地域に増やす活動にも積極的に取り組み、およそ400件の施設を登録へと繋げたといいます。
青パト車両を活用する団体は、このように地域の安全・防犯活動に力を入れており、地域を守る立場として、その役割をまっとうしているといえそうです。
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担当者は、青パト車両の重要さについて「ブルーラインでは徒歩での巡回は基本的におこなっておらず、青パト車両でのパトロールがメインです。青パト車両なくしては、活動に大きな影響がでます」と話します。
ブルーラインでは、インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどのSNS運用にも力を入れており、青パト車両や団体の活動についてより詳細に確認することができます。
要は天下り先なんですね。
春の交通安全運動などで、交通安全を呼びかける街宣車とかも白黒パンタ車だよね。回転灯は装備していないけど。都道府県のトラック協会なんかやってる。車がパトカーに似た塗装なんで知らない人は警察だと思うこともある。
『白黒パトカーに青い回転灯を載せた車両は一体ナニ? 通称「青パト」の正体とは
2021.10.25 くるまのニュースライター 金田ケイスケ』
という記事があるのだが。
あちらは多色回転灯の説明もあるから青パトについての記載は少ないが、簡潔的に内容がまとめられている。