VWのクーペSUV新型「Tロック」欧州で発売開始! 日本未発売のオープンモデルも同時登場

スタイリッシュなクーペSUVとして日本でも人気のVW「T-Roc(Tロック)」がマイナーチェンジ、改良新型が欧州で発売されました。

すでに全世界で100万台以上が販売されているクーペSUV

 独フォルクスワーゲン(VW)は2022年3月1日、欧州市場にて改良新型「T-Roc(Tロック)」、およびオープンモデルの「T-Roc Cabriolet(Tロックカブリオレ)」を発売しました。

VW改良新型「Tロック」
VW改良新型「Tロック」

 Tロックは、2017年8月に欧州で世界初公開されたコンパクトクーペSUVです。

 2019年末からはスポーツモデル「T-Roc R(TロックR)」、そして2020年春にはTロックカブリオレを追加。すでに全世界で100万台以上が販売されるベストセラーカーとなっています。 

 日本でも2020年7月から販売開始。手ごろなサイズ感とスタイリッシュなスタイリングで人気となり、2021年通年の外国メーカー車モデル別新車登録台数では7241台と、全体の6位に入っています。

 2021年11月に欧州でマイナーチェンジ、改良新型が初公開され、今回ドイツ市場はじめ欧州市場で発売されました。

 変更点としては、内外装を一新。外観ではLEDヘッドライトとダークリアライトが標準装備されました。またフロントフェイスも一新され、よりシャープなクロスオーバーらしいデザインになっています。IQライトと呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトも初めてオプション設定されています。

 大きく変更されたのはインテリアです。インフォテイメントディスプレイはタブレットのように設計され、8インチまたは9.2インチと大型化されています。さらにデジタルインストルメントクラスターが標準装備されており、「デジタルコックピットプロ」として最大10.25インチのフル液晶メーターが選択できます。

 改良新型Tロックには、フロントアシストおよびレーンアシストを標準装備。さらにIQ.ドライブトラベルアシストと呼ばれる追従式クルーズコントロールを搭載、210km/hまでステアリング操作やブレーキ、加減速をアシストします。
 
 ドイツでの最廉価モデル(1.0TSI、6速MT)の車両価格は2万3495ユーロ(日本円で約300万円)から用意されます。

 またTロックのオープンモデル、Tロックカブリオレも同時に改良されました。日本未導入のこのモデルは2ドアながら4名乗車を実現、さらに284リッターの荷室を確保しています。ルーフにはソフトトップを採用、スイッチひとつで約9秒で開き、約11秒で閉じることが可能です。

 Tロックカブリオレのドイツでの車両価格は、1.0TSIエンジンの「スタイル」が3万1850ユーロ(約405万円)からとなっています。

 その他にも、300馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボ「TSI」エンジンを搭載する最強モデル、TロックRも欧州でマイナーチェンジされました。

 TロックRのトランスミッションは7速DSG(DCT)、駆動方式は4MOTION(4WD)で、0−100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを発揮します。

 ドイツでの車両価格は4万8445ユーロ(日本円で約630万円)です。

※ ※ ※

 この改良新型Tロックは、2022年中に日本に導入予定です。

 日本未導入のTロックカブリオレ、およびTロックRが登場するかは未定ですが、パフォーマンスモデルのTロックRのほうは改良新型Tロックと同時に日本で発表される可能性があります。

フォルクスワーゲン・T-Roc のカタログ情報を見る

【画像】2022年中に日本導入! VW改良新型「Tロック」シリーズを見る(24枚)

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