レクサス唯一のワゴン「CT200h」生産終了! 「奥様が気に入る1台」がなくなる!? 次期型は「EV」で登場か
2022年10月でレクサスのハッチバック「CT200h」が生産終了となることが明らかになりました。どのようなクルマだったのでしょうか。
2022年10月でレクサス「CT200h」が生産終了へ
2022年3月3日、レクサスは2011年から発売しているハッチバック「CT200h」を2022年10月で生産終了することを明らかにしました。
レクサスのエントリーモデルとも位置付けられるCTですが、どのようなクルマだったのでしょうか。
2011年1月12日にハイブリッド専用車として発売されたCT200h。
当初のコンセプトとして、「躍動感あふれる俊敏な走りと先進の環境性能に、ダイナミックでスポーティなスタイルを兼ね備えた「乗って走って楽しい」時間と空間を提供するレクサスの新たな時代を切り拓くクルマを目指して開発した5ドアハッチバック車である」と説明されていました。
CT200hのボディサイズは全長4355mm×全幅1765mm×全高1450mmとなり、レクサス唯一のハッチバックというのが特徴です。
エクステリアは、低い車高、ロングルーフ、低重心な佇まい、ショルダーやタイヤの張り出し感を強調した造形などにより、空力性能、居住性を確保しつつ、走りを感じさせるシルエットを実現。
インテリアは、横方向への広がりを感じるインストルメントパネル構成にするとともに、運転操作にかかわるスイッチやシフトノブなどを運転席まわりに集約させることで操作性を高め、ドライビングコクピットとしての包まれ感も演出していました。
その後、2014年の改良でスピンドルグリルの採用などエクステリアデザインを刷新。2017年にはスピンドルグリルにメッシュグリル形状を採用するとともに「Lexus Safety System+」を標準装備して予防安全性能の向上など進化を続けてきました。
CT200hは、約11年間に約65の国や地域で累計約38万台を販売していましたが、前述の通り2022年10月で生産終了となるようです。
実際にCTの販売動向に関してレクサス販売店の担当者は次のように話しています。
「CT200hは多く売れるモデルではなかったものの、エントリー的な立ち位置だったことや、奥様用に1台購入されるなどセカンドカー的な役割があったと思います。
ただ、発売から10年近く経っていたこともあり、古さは否めなかったのは事実で、CT200hを気に入られているお客さまからは『次期型は出るの?』と聞かれることはありました。
しかし、CTに関してはとくに情報はないため、ご案内出来ていない状況です」
実際、レクサスの販売店に訪れると夫婦でクルマを見ている際、奥様から「これなら運転出来る」、「普段の足にいいかも」といった声も聞かれることもあり一定数の需要はあったようです。
次期型CTに関する情報はないものの、2021年12月にトヨタ・レクサスがおこなった「バッテリーEVの説明会」後に公開された画像では、今後のレクサスラインナップが映し出されていました。
そのなかにハッチバックらしきボディタイプの存在も明らかになっており、これを見たSNSの反響は「レクサスのラインナップにしれっと新型CTいない?」、「CTらしきハッチバックがあって安心」など次期型CTを予想する声がありました。
※ ※ ※
レクサスは、2030年までに全カテゴリーでバッテリーEVのフルラインナップを実現すると宣言しているほか、2035年にはグローバルでバッテリーEV100%を目指すことを明らかにしています。
そうしたこともあり、仮に次期型CTが登場する場合にはこれまでのハイブリッド専用車ではなく、電気自動車に生まれ変わる可能性は高そうです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。