仮想空間で健康増進!? 日産&新潟大学の「ハンドルぐるぐる体操」バーチャルギャラリーで体験会開催
日産が、「ハンドルぐるぐる体操」の体験会を仮想空間で実施します。健康増進が期待できるというこの体操は、どのようなものなのでしょうか。
長座体前屈や最大二歩幅測定で効果
日産は2022年2月28日、メタバース(三次元仮想空間)上の仮想ギャラリー「NISSAN CROSSING」で、「ハンドルぐるぐる体操」の体験会を3月7日に実施すると発表しました。
ハンドルぐるぐる体操とは、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発を目的に、日産と新潟大学が共同でコンセプトを検討し、新潟大学が体操のプログラムを創作したものです。
この体操は、血流を良くする「リフレッシュ」、少しハードな「筋力アップ」、脳を刺激する「認知力アップ」の3要素と、3秒間に4カウントで完結する覚えやすいリズミカルな動きの繰り返しで構成されています。
動きには、下半身だと尻の大殿筋や太もも裏のハムストリング、股関節周囲の筋肉、上半身だと広背筋などのストレッチが組み込まれています。
この運動の効果について、正しく続けることで、運転に必要な筋力・認知力を高めたり、高齢ドライバーに限らず運転不足になりがちな誰にでも健康増進が見込まれるといいます。
実際に新潟大学が、60代から80代のドライバー25人に対し過去2か月間の効果検証をおこなったところ、座った姿勢で前にかがむ前屈測定(長座体前屈)や、大きく前に歩幅を進める最大二歩幅測定において向上が見られたといった効果を明らかにしています。
今回は、この体操についてより多くの世代に知ってもらうため、ソーシャルVR(仮想現実)サービス「VRChat」内の仮想ギャラリー「NISSAN CROSSING」で体験会が実施されます。
開催時間は20時から21時まで(開場は19時半)、参加は無料、人数は先着20人です。
なお、体験会に参加できない人でも体操を楽しく覚えられるよう、VRコミュニティのインフルエンサーらが、メタバース上のさまざまなワールド内で体操する動画も、あわせてYouTubeに公開されています。
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