全長8mでお値段2480万円の「走る高級ホテル」! いつかは欲しい大人の隠れ家 超豪華キャンピングカー3選
アルミボディのアメリカンキャンピングトレーラーも超人気
●国産とイタリアのコラボレーションの高級キャンピングカー「VANTECH V670」
海外のキャンピングカーメーカーがベース車としてもっとも多く使っているのが、FIAT(フィアット)の商用車「DUCATO(デュカト)」です。
そのデュカトをベースに、国産キャンピングカーメーカー「VANTECH(ヴァンテック)」が仕上げたのが、フラッグシップモデル「V670」です。
デュカトのフロント部とシャシを使ったキャブコンタイプのキャンピングカーで、ボディの架装は、日本の工場でおこなわれているのも特徴のひとつ。日本での設計なので、日本人サイズに合わせた使いやすさが魅力です。
ボディサイズは全長6700mm×全幅2250mm×全高2750mmと立派なもの。乗車定員は6人で、就寝人数は4人となっています。車内のベッドルーム天井には、サンルーフが備わり、星空を眺めながら、就寝できる贅沢も。キッチンや冷蔵庫、トイレなど充実した装備を誇ります。
また車内外に多くの収納を備えるのも、日本製らしい気遣いといえるでしょう。価格は1540万円だそう。もちろん、右ハンドル仕様です。
●おシャレなアメリカンキャンピングトレーラー「エアストリーム」
丸みを帯びたデザインと光り輝くアルミニウム製ボディが特徴のアメリカ製キャンピングトレーラー「エアストリーム」も高級キャンピングカーとして高い人気を誇る一台です。
なぜか懐かしく、そして宇宙船のような未来感あふれるデザインは、多くの人の目を惹きつけます。その車内は豪華な作りとなっており、長い期間、快適な旅を楽しむのに最適な機能が備わっています。
ボディサイズは、全長7290mm×全幅2490mm×全高2970mmと巨大ですが、強力なけん引力を備えるハイパワーなクルマとけん引免許が必要となるため、価格面だけでなく、ドライバーの技量も試されます。
このため、巨大なキャンピングトレーラーは、キャンピングカーを楽しむオーナーの中でも憧れの存在といわれています。写真のグローブトロッターは日本向けに開発製造されたモデルで、日本でもけん引して楽しめるのも特徴です。就寝定員は4名で、価格は標準仕様で1740万円と高価となります。
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日本では、価格面だけでなく、保管場所や目的地へのアクセス上の問題から、限られた人に愛用される高級キャンピングカーですが、多くのキャンピングカーユーザーの憧れの的でもあります。
こうした個性的かつ贅沢なキャンピングカーに触れることができるのも、キャンピングカーショーの楽しみのひとつとなっています。
Writer: 大音安弘(自動車ライター)
1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。
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