運転中の「車内爆音」は「あおり運転」になる? 状況次第で違反になる該当も 音に関するルールとは

イヤホンを装着しながらの運転は違反行為?

 また、車内で音楽を楽しむ方法のひとつとして、スピーカーのほかに、イヤホンなどの使用も挙げられますが、イヤホンを装着しながら運転をすることは違反になるのでしょうか。

 前出の担当者は、イヤホンを装着しながらクルマを走行する行為について以下のように話します。

「イヤホンをして音楽やラジオなどを聴いていた場合は、周りの音が聞こえないとして、大音量を流しながら走行することと同じように、安全運転義務違反になります」

 また、都道府県によって定められている道路交通法施行細則では、地域によってイヤホンを装着しながらクルマの運転をする行為に対して厳しく法律が定められているところもあります。

運転中にイヤホンなどで通話や音楽を聞くことは、条件によって違反となるのか?
運転中にイヤホンなどで通話や音楽を聞くことは、条件によって違反となるのか?

 例えば、神奈川県道路交通法施行細則第11条第5号ではそのような行為について以下のように定められています。

「大音量で、またはイヤホンもしくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音または声が聞こえない状態で、自動車、原動機付自転車、または自転車を運転しないこと」

 さらに、茨城県道路交通法施行細則第13条第16号では「イヤホンまたはヘッドフォンを使用して音楽等を聴くなど安全な運転に必要な音または声が聞こえないような状態で自動車、原動機付自転車または自転車を運転しないこと」と記されています。

 どちらも違反した場合には、5万円以下の罰金、普通車では6000円の反則金が科されます。

 このように、イヤホンを装着して音楽やラジオを聴きながら運転する行為は、音量の大小に関わらず、周囲の音が聞こえない状態の場合、安全運転義務違反、または都道府県の条例違反とみなされる可能性があるようです。

 音楽やラジオを聞かなくても、イヤホンを装着するだけで周囲の音は聞き取りづらくなるため、イヤホンを装着しての運転は控えるべきでしょう。

※ ※ ※

 スピーカーから音楽を大音量で流したり、イヤホンで音楽を楽しみながらクルマを運転する行為は、あおり運転や安全運転義務違反に該当するだけでなく、ながら運転にも繋がります。

 音楽に集中するあまり、ハンドル操作やブレーキ操作などがままならず、大事故を起こしてしまう可能性も考えられるため、適切な音量かつ方法で音楽を聴くのが良いでしょう。

【画像】無意識に「あおり運転」となる行為は? 写真で確認してみる!(16枚)

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