「怖すぎるからやめて」 歩行者の信号無視横断にドライバーは戦々恐々 警察も対策強化 歩行者が加害者になるケースも?
歩行者が加害者になるケースも!?
2021年には歩行者側が加害者として摘発されるケースもあったといいます。
高知県警によると、高知県内の国道で、男性が赤信号の横断歩道を横断していたところ、バイクに接触。
これによりバイクは転倒し、運転していた男性は左手を骨折するなどの重傷を負いました。歩行していた男性は、けがはなかったといいます。
この事故では、歩行者の男性を重過失傷害の疑いで書類送検したといいます。
このほか、静岡市と北九州市で信号無視をした歩行者とバイクが衝突する事故が発生し、歩行者が書類送検されるケースも。
歩行者が加害者として摘発されるケースについて、SNSでは「ようやくかあ」「やっとだ」「もっと取り締まり強化して普及してほしい」「歩行者でも危険なことしてたら加害者として罰則を受けるべき」「交通弱者を盾にクルマが悪者なのはおかしい」といったドライバー側からの視点として肯定する声が多く上がっています。

こうした歩行者の交通ルールの周知徹底について、各都道府県の警察はそれぞれ取り組みを実施。
兵庫県警は、歩行者の事故背景に歩行者自身の交通違反もあるとして、独自の「歩行者指導警告書」を導入。
これは、法令違反を犯した歩行者に対して交付されるもので、警告書には氏名、違反事項、警告を受けた年月日などの項目が記載されます。
こうした歩行者への警告書の交付は、兵庫県以外では実施されていないようですが、宮崎県や岐阜県では「歩行者用イエローカード」などといった名称で交付を開始しているようです。
歩行者の法令違反が増加傾向にあるため、今後全国的に歩行者への取り締まりが強化されるかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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