昔は「黄色ヘッドライト」は合法だった? 今や「白色のみ」適合に! 雪道大活躍&視認性高いも禁止になった理由とは

いまや定番のLEDも理由のひとつ?

 前述の理由以外にLEDライトの普及も関係しているようです。

 LEDライト(白色)は2007年にクルマのヘッドライトとしてはじめて採用されています。

 前出の担当者は、LEDライトライトについて「白色であるLEDライトは従来のハロゲンライトに比べて明るく、事故の低減にもつながるという観点から、交通の安全を考慮して、ヘッドライトを白色にするべきではないかとの声が挙がりました」といいます。

 ヘッドライトの色の規定改定には、このようにさまざまな要因が絡み合い、事故防止の観点から「白色のみ」とされているのです。

 ちなみに淡黄色のヘッドライトバルブは、通販サイトやカー用品店で購入することができますが、誤った色のバルブを装着すると違法改造とみなされる可能性もあるため、購入の際には自車の年式などと正確に照らし合わせて購入することが大切です。

モータースポーツではいまも使われる「黄色ヘッドライト」だが、市販車では禁止となった
モータースポーツではいまも使われる「黄色ヘッドライト」だが、市販車では禁止となった

 なお、前述した第42条では、ヘッドライトの明るさの規定について、ハイビームは夜間に前方100m、ロービームは前方40mまで照らす性能を有する必要があると定められています。

 これらの数値は素人では計測が困難であるため、「ヘッドライトが暗く感じる…」という場合には、自動車販売店や整備工場に持ち込んで、自車のヘッドライトの明るさがじゅうぶんであるか確認してみるのが良いでしょう。

 なお、フォグランプなどの補助灯は光量などの規定を満足していれば、現在も黄色いライトで問題ありません。

【画像】めちゃ明るいやん! 黄色ヘッドライトの実力を画像で見る!(13枚)

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2件のコメント

  1. 猛吹雪の時。濃霧の時に白色のヘッドライトだと直前に光の乱反射が起きて目の前真っ白になるんですよね不合理です。トンネル内の照明がオレンジなのは暖色のほうが煙が充満しても波長の長い光は透過しやすいことが理由なんですが、最近ではトンネル内の照明も白が増えましたよね。フォグランプって車に標準装備じゃないですし、くっそ眩しい白色のヘッドライトは嫌いだし、黄色のばバルブが禁止ってのは理に適っていないと思うんですけど。夜間走行でも白は飛距離が出ませんし、電球色のほうが遠くまで見渡せます。せめて白と黄色のLEDを混ぜたバルブがあれば欲しいですね。あと、見る角度に依っては白のめちゃ明るいバルブって角度に依って青や紫色に見えるため、夜間に対向車が接近した時のライトがやたらと明るく見えるわ幻惑されるわで良いことなんて無い気がします。

  2. AUTOCAR JAPANのサイトで『年式によって禁止です なぜ「黄色ヘッドライト」消えた 濃霧視認性、実は白色と変わらず?』が小鮒康一 氏の執筆で2022.02.12 05:45に公開し、内容がほぼ同じになるから単に劣化したパクリの記事にしか見えないわな。

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