比較するのはどんな人? トヨタ新型「ノア」&ホンダ新型「ステップワゴンエアー」の比べる部分とは
人気の国産ミニバンであるトヨタ新型「ノア」/新型「ヴォクシー」とホンダ新型「ステップワゴン」。新型ノアと新型ステップワゴンを比較検討している人もいるようですが、どのようなユーザーが比較しているのでしょうか。
新型「ノア」と新型「ステップワゴン」を比較するのはどんな人?
2022年1月13日にデビューしたトヨタ新型「ノア」と新型「ヴォクシー」に続き、同年春頃にはホンダ新型「ステップワゴン」が発売される予定となっています。
ユーザーのなかには新型ノアと新型ステップワゴンを比較検討している人もいるようですが、どのようなユーザー層が多いのでしょうか。
正式発表・発売を控えている新型ステップワゴンは、まだ未公表の情報が多いものの、2月4日からは先行予約が開始されました。
同じミドルサイズミニバンとして従来から比較されることが多い新型ノア/新型ヴォクシーと新型ステップワゴンですが、新型モデルについても例外ではなく、SNSでは比較検討するユーザーの声も多数見られます。
なかでも「価格も大きく差がないし新型ノアと新型ステップワゴンで検討してる」「新型ノアと新型ステップワゴンで迷ってます」という声が見られます。
実際に、トヨタ販売店の担当者は「新型ノアと新型ステップワゴンで比較しているというお客さまはいらっしゃいます」といい、そのユーザー層について「新型ステップワゴンからの乗り換えで新型ノアを検討しているという人が見られます」と話します。
続けて「従来型からサイズ感が近いことから比較の対象になることが多かったのですが、今回はデザインの部分でノアが気になったというお客さまが多いように感じます」と説明します。
同様に、ホンダ販売店の担当者も「ノアから新型ステップワゴンへ乗り換えを検討しているお客さまが見られます」といいます。
さらに、「新型ノアと比較検討については、エアーの購入を検討されている人に多いように感じます」と話し、その理由について「エアーは新型ステップワゴンのなかでも装飾がシンプルで、落ち着いたデザインになっているのが特徴で、新型ノアと重なる部分があるのかもしれません」といいます。
では、比較ポイントとして挙げられるデザインはどのように異なっているのでしょうか。
今回、新型ノアには標準仕様とエアロ仕様の2タイプがラインナップされています。
標準仕様はボディと同色のグリルにシャープなヘッドライトが特徴的で、品のある落ち着いたデザイン。エアロ仕様は大きくせり出したメッキのグリルに、フロント・サイド・リアには重心が低く見えるようエアロパーツが装着され、高級感と迫力のあるデザインになっています。
一方の、新型ステップワゴンは「AIR(エアー)」と「SPADA(スパーダ)」の2タイプに加え、スパーダには上級モデルの「SPADA PREMIUM LINE(スパーダ プレミアムライン)」もラインナップ。
3タイプに共通するのが、スクエアを強調したシルエットになっていることで、エッジはほとんどなく、装飾も新型ノアと比較するとかなり少なくなっています。
エアーに比べ、スパーダのほうがややアグレッシブなデザインではあるものの、フロントグリルとボディの一部にメッキを施したのみで、比較的シンプルなデザインになっているのが特徴的です。
なお、ミニバンのデザインでは、最近「オラオラ顔」と呼ばれる迫力のあるフロントフェイスが流行していますが、新型ノアがそれに近いのに対し、ステップワゴンは「オラオラ顔」とはいいがたいデザインです。
こうしたエクステリアの違いが、新型ノアと新型ステップワゴンの選択を分けていることがうかがえます。
実際にSNSでは、「ノアのローン残ってるけど新型ステップワゴン欲しい」、「ステップワゴンユーザーだったけど、新型ノア受注しました」という声が挙げられており、ステップワゴンから新型ノアへ、ノアから新型ステップワゴンへと乗り換えるユーザーも見られます。
また、従来からの特徴ではありますが、両車ともファミリー層の購入が多く、ベビーカーの積み込みやすさやチャイルドシート設置時の室内空間の広さなどを気にするユーザーが多いようです。
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人気のミドルサイズミニバンであるノア/ヴォクシーとステップワゴンがフルモデルチェンジを遂げるにあたり、国産ミニバン市場は盛り上がりを見せています。
今後、新型ステップワゴンの詳細がさらに明らかになっていくにつれ、両車を比較するユーザーも増えていくかもしれません。
エアーは上級グレードを設けた方が良いんじゃない?
もしくはメーカーオプションを設定するとか。
スパーダと比べて装備がちょっと物足りない。