なぜネコは交通事故に遭いやすい? 意外にも「ネコの生態」が関係? 事前に出来る対策とは

交通事故から猫を守る対策とは

 猫は生態や外部環境など、さまざまな理由によって交通事故に遭いやすいといえますが、被害を減らすために何か対策はおこなわれているのでしょうか。

 大手カー用品店のイエローハットは、前出のキャンプニャンと共同で制作した世界初の「猫専用の交通安全動画」をYouTubeで公開し、猫の交通事故を減らすための対策を促しています。

 この動画に使用されている楽曲は猫の可聴領域を活用して制作されており、猫の注意を引き、飽きさせないような工夫がされています。
 
 実際に動画を用いた検証では、猫10匹が動画に集中している様子も見られ、動画が猫を引きつけることに有効的であることがうかがえます。

 そのため、例えば野良猫を安全な場所に集めたり、ペットの猫を庭から室内へ引き戻したりする際に、猫を引きつけたい場所にタブレットなどを設置して動画を流すと効果的といえるかもしれません。

エンジンルーム内に入り込んだ子猫 このような事象に対して「猫バンバン」が有効
エンジンルーム内に入り込んだ子猫 このような事象に対して「猫バンバン」が有効

 また、私たちが普段から実施できる対策として、自動車メーカーやJAFが推奨している「猫バンバン」が挙げられます。

 猫バンバンとは、寒くなると猫が温もりを求めてエンジンルームやタイヤの間に入ってしまい、それに気づかずにエンジンをかけてしまうことを防ぐための対策術です。

 クルマに乗る前にボンネットをバンバンと叩くだけで猫に私たちの存在を気づかせることができます。

 さらに前出の担当者は、対策として「家で飼っている猫は外の環境に慣れていないため、極力外に出さないであげることが1番です」と話します。

※ ※ ※

 私たちの知らないところで、多くの猫がクルマとの交通事故の被害を受けています。

 クルマを運転する人は、猫の習性を理解するだけでも事故を未然に防ぐことができるかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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